はっきり言って、就活ってめんどくさすぎません?
何十社も大して知らないどうでもいい会社の志望理由をそれぞれの会社に合わせながら書かされて、
説明会で面白くもないおじさんや胡散臭いおにいさんの話を延々と聞かされて、
面接でさっき初めて出会ったよくわからんおっさんおばさんに媚売って愛想振りまいて。
ドン引きでしょ、普通に考えて。
そもそも何十社も行きたい会社があってたまるかってんだよ。
そんなことにエネルギー費やしているほど20代の我々は暇じゃないんだっつーの。てやんでい。
そんなわけで就活というものがドン引きするレベルでめんどくさいので、じゃあ就活しないで生きていく方法ってなんだろう、ということで真剣に考えてみました。
社会の端っこのごちゃごちゃっとした部分でそれでも楽しく生きている26歳の「脱就活論」をお聞き下さい。
(私がどんな人なのかはプロフィールをご参照ください)
「就活 めんどくさい」で検索すると
手始めにみんなどんなことで就活をめんどくさいと思っているのかなあと「就活 めんどくさい」で検索してみたんですが、これがなかなか衝撃的でした。
「就活 めんどくさい」と明らかに就活なんてしたくないから検索しているのに、見るサイト全てが就活サイトを最終的に勧めているんです…!
いやいやいやいや!
違うんですって!こちとら就活がやりたくないからめんどくさがってんですよ!
就活以外の生きる術のひとつでも示さんかい!
有益な情報なんてないかもしれないと思いつつネットで検索しちゃうくらいにはめんどくさがってるんですよ、就活を。
別に働きたくないわけじゃあないんです、むしろ自分らしく働けるなら仕事はしたい。
でも就活という仕組みの上で仕事を探すのがいやだっつってんですよ。
まったくわかっていない…!
まるでなにもわかっていないではないかっ…!
就活サイトを勧めてしまう気持ちも大人の事情もわかりますが、この場合は違うでしょうよ…
検索してきた人のためになってんの?それ…
私はこの記事では全く違うアプローチで就活がめんどくさい人に情報提供していきます…!!
「就活」というシステムを通さずに就職する
まず問題提起したいのは「働くために就活というシステムを本当に介する必要があるのか?」ということ。
この問題には私の経験が参考になると思うので、ちょっと自分語りに付き合ってください。
2種類の内定を経験した話
私は大学卒業後、大学院に進学したんですが、文系の大学院というまさに社会不適合者まっしぐらな進路を歩んでいました(語弊がありそうだけどまあいいや)
その後の就活では当然のように苦労し、何十社も落とされまくりました。
かろうじて一つだけ拾ってくださる会社があり、なんとか無事就活を終えることができたわけですが、今まで就活のために勉強してきたわけではないにせよ自分のやってきたことがここまで社会的に評価されない現実を目の当たりにして「一体何のために頑張ってきたんだろう」とむなしくなったのを覚えています。
そんななか、私が転機を迎えたのが就職直前の3月。
あそびで出かけた高知県の山奥で、同年代のNPO経営者、フリーランス、地域おこし協力隊…と、いろんな人と出会っている間にあれよあれよと話が進み「こっちで働かないか?」と誘っていただくこととなったのです。
結局は内定をくださった会社をお断りして(めちゃいい会社でしたよ!)高知で働くことを決めました。
就活とは「めんどくさい手続きをすれば誰でも就職できる」という画期的な発明
(▲くそ適当なイメージ図)
さてこのストーリーから言いたいことは「就活というのはあくまで働くための方法論の1つでしかないでしょ?」ということです。
就活というのは長い時間をかけて日本の就活市場の中で多くの人が就職しやすいようにシステム化されたものです。
まったく社会に縁もゆかりもない学生でもなんとか会社と縁をつくって就職できるように先人が仕組みを考えてくれたわけです。
優秀でなくとも就職できるように、めんどくさい手続きさえきちんと踏めば就職できるように、就職までの手続きを制度化したのが日本の就活なんだと個人的には感じました。
そういう意味でいえば就活は「めんどくさささえ通り抜ければ誰でも就職できるシステム」という画期的な発明なわけです。
働くことが目標なら就活を介さなくても良い
ここで抑えておくべきは「働く」こと自体が目標なら別に就活という方法にこだわる必要はないんです。
私のように人との縁で就職を決めることだって十分に可能です。
私はラッキーだからできたと思う方もいるかもしれませんが、そうとも言えないと私は思います。
例えば地方では若い仕事の担い手は引く手あまたです。
しょっちゅう仕事の募集を見かけます。
そういう場所であれば就活なんてしなくても、出かけて行って仲良くなれば仕事はいくらでも振ってもらえます。
これ、まじな話ですよ。
飲み会とかに参加して「マジで仕事探してるんですよねえ」って話をすれば普通にそのうち仕事見つかったりすると思いますよ。
就活よりも楽しいし、消耗しないで済むんじゃないかと思いますが。
あっている人にはこっちのほうが合っている場合もあるんじゃないですかね。
バイトで食いつなぎながら向いてることを突き詰める
それから、そもそも正規で就職せずに自分の向いていることを突き詰めていくのもひとつの生き方です。
季節バイトでお金を貯めて、自分の自由な時間を確保する
リゾートバイトとかで短期間に集中してお金を貯めて、自分の自由な時間を確保するというのは非常に有用な戦略だと思います。
その自由な時間を自分の向いていることに費やすことで生計を立てることをめざす。
そういう生き方もありかもしれません。
リゾートバイトは、いわゆるリゾバってやつですね。
学生や若者を中心に人気の高い季節バイトです。
特徴はやはり時給が良いこと!
短期間で一気にお金を貯めて、時間を有意義に使えるメリットがあります。
おまけにまさにお金が飛び交うビジネスの現場に生で触れることができるので人生経験としても豊かですよね。
リゾバ.com のようなリゾートバイトを専門に扱うバイト求人もあるので、登録しておいて自分の行けそうなバイトを探してみるのもありでは?
- 参考:リゾバ.com
向いていることは突き詰めればマネタイズは十分可能
そもそも向いていることを突き詰めると言っても、仕事にならないかもしれないじゃん…
と思うひとも多いでしょうが、現在は想像以上にマネタイズの方法は多様です。
どんなことでも仕事になるとすらいえる時代。
例えばコンビニアイスの評論家のアイスマン福留さんとかご存知じゃないですか?
あの方とか本当にコンビニアイスが好きすぎてそれを仕事にしてしまっている人なんです。
この辺について詳しく知りたい人はこういう本とかを読んでおくと実感がわきますよ。
例えば…WEBの仕事を突き詰める
WEBで稼ぐなんて一部の人しかできないよ、無理無理。
って思った人もいるかもしれませんが、就活のめんどくささに比べたら余裕です。
もちろん人には適性があるのでWEBで稼ぐのに向いていない人もいます。
しかし「就活がめんどくさすぎて何もしたくない」という人には向いている人は多そうな気がします(超主観)。
私なんかは実際にWEBでライターなどの仕事をしてみて「就活して仕事するよりは圧倒的に向いてるわ」と思いました。
「CrowdWorks(クラウドワークス)」とか「ランサーズ」とかを使えば全くの初心者でも月に数万円程度は稼げます。
▲実際の私のランサーズでの報酬
WEBの仕事ってかなり多様になってきているので、結構現実的な方法なんじゃないかな。
プログラミングをガッツリ学ぶ
インターネットの発達で様々なWEBサービスが日々立ち上がる社会状況の中で、常に人材が求められているのはITエンジニアの分野。
例えばプログラミングをガッツリ学んでエンジニアとしての能力を獲得すれば、普通の就活とは違う就職の道が開けます。
実際にプログラミングスクールなどの中には、スクールの卒業後のフリーランス案件紹介や転職支援までを手掛けているものもあり(ポテパンキャンプ など)いわゆる就活とは距離をおいた仕事探しが可能です。
正直プログラミングって初心者からでもやる気とある程度の理解力さえあれば、割りとなんとかなっちゃうものなので、結構まじで可能性あると思います。
個人的にはオンラインブートキャンプ は無料体験が可能で、オンラインの自宅での受講で完結するので、試してみるにはぴったりだと思います。
- 参考:オンラインブートキャンプ
まとめ:就活だけが道じゃない。絶対に。
とにかく頭に置いておきたいのは「決して就活だけが道ではない」ということです。
私は実際に就活というシステムを介さずに就職しています。
そういう道もあるということをしっかりと頭にとどめておくと、変に現実を捻じ曲げて悲観せずに大変な時期を乗り越えることができると思います。
クラウドソーシング とかリゾートバイト とかプログラミングとか、今すぐできることはたくさんあります。
就活だけに囚われないためにも、いろんな経験を積んでおくことで、いざ就活をやってみるかな、という気分になった時でも余裕をもって就活に挑むことができるでしょう。
ぜひ多様な視点を持つようにしてみてください。