なんでなんでなんでこんなうまくいかないんだ。
なんでなんでなんでこんな苦しいんだ。
なんでなんでなんでこんな悲しいんだ。
いやだいやだいやだ。
叫びたい。
なんでこんなに世界はぐちゃぐちゃで、
なんでこんなに気持ち悪いもので溢れてるんだ。
なのになんで平気な顔して笑ってられるんだ
なのになんでこんなに美しいんだ
なんでこんなにごちゃ混ぜで、
素敵で、綺麗で、クソなんだ。
めんどくさくて、本当にどうしようもなく面倒だ。
でも塗りつぶしたいほど世界は美しいくて。
美しい色に溢れていて。
でも多分溢れすぎて混ざってしまったんだ。
美しいたくさんの色が溢れ出して、混ざり合ってしまったんだ。
美しいものをたくさん混ぜたら美しい色になるとは限らない。
様々な色ができる。
気分の悪くなるような色もできるし、目の覚めるような美しい色もできる。
ぐちゃぐちゃなんだ。
世界はぐちゃぐちゃで、美しくて気持ち悪い。
おれの頭の中もぐちゃぐちゃで、ぐちゃぐちゃの中をゆっくり沈んでいく。
どろりと沈んでいく。
浮き上がりたいような、ちょっと踏ん張れば浮き上がれるような、そんな気もする。
でも沈んでいくのも気持ちよくて、どっちだっていいやと思ってしまう。
ぐちゃぐちゃを整えられたら少しはマシなんだろうか。
ぐちゃぐちゃなままで浮き上がってみれば違う景色が見えるんだろうか。
このまま沈みきった先に竜宮城でもあるんだろうか。
気持ち悪いなあ。
ぐちゃぐちゃだ。