スマホ関連製品の製造販売を行う株式会社PGAから2017年に発売開始されたワイヤレスイヤホンの「premium styleイヤホン」。
3000円程度という安価さが魅力的ですが、実際のところ品質はどんなものなのか、購入を検討している人にとっては気になるところかと思います。
そこで今回は私が1ヶ月間実際に使ってみた感想をもとに、詳しくレビューしてみたいと思います。
- 配線に影響のありそうな収納だけど無事
- 内容物は3点。サイズ違いのイヤーピースが嬉しい
- 詳細のチェック!細かな作りも予想以上に丁寧
- 電源のON/OFFはワンタッチ
- iPhoneとの接続もかんたん
- 音質は割りと良い!AAC対応なのでiPhoneに利点あり
- 連続再生時間は4時間。これを長いとみるか短いとみるか。
- 装着時の様子。激しい動きをすると流石に外れる
- 気になる①充電USBケーブルとの接続
- 気になる②動画再生時、頭の音声が途切れる
- 気になる③常時、わずかだが雑音が交じる
- まとめ:総合的には十分実用的
配線に影響のありそうな収納だけど無事
地元のビックカメラで買ってみました、premium styleイヤホン。
外箱はシンプルでわかりやすいデザイン。
中身を取り出すと、柔らかいプラスチックの型にはめ込まれるように収納されています。
ちょっと気になるのはケーブルの根本で線が折れ曲がるような形で入れられていたこと。
断線などを早める原因になりそうで、一抹の不安を覚えました。
(結局1ヶ月間使用して問題ないので、おそらく影響なさそうです。よかった…)
内容物は3点。サイズ違いのイヤーピースが嬉しい
内容物は3点です。
- イヤホン本体
- 充電用USBケーブル
- イヤーピース(S・M・L)
個人的に嬉しいのはサイズ違いのイヤーピースが入っていること。
カナル型のイヤホンはサイズが小さいと少しの動きでも耳から外れてしまい、一気に使いにくくなってしまうため、自分の耳の穴の大きさに合ったイヤーピースが選べるのはかなりポイント高いです。
詳細のチェック!細かな作りも予想以上に丁寧
細かな作りをチェックしていきましょう。
まずはイヤーピース周辺から。
イヤーピース周辺
デザインはシンプルでかっこいいです。
個人的には好みですね〜
ちなみに私はいつもイヤホンを断線させてしまうので、ケーブルのつなぎ目をすごく注視するのですが、割りとしっかりと作られていそうな印象を受けます。
高級感があるわけではありませんが、安っぽい感じもありません。
普通のカナル型のイヤホン、というイメージですね。
ちなみにカナル部分を外すとこんな感じの構造になっています。
カナル部分と本体との連結はかなりガチッとつながるので、使っているうちに外れやすくなる、という心配もあまりないと思います。
操作部分
続いて操作部分を見ていきます。
ここはシリコン素材で覆われており、3つのボタンがついています。
音量調節のボタンが2つと、再生・停止・通話などを操作する真ん中のボタン、ですね。
ボタンの構造もしっかりしており、そうそう壊れることはなさそうです。
ここの部分のケーブル接続もしっかりと補強されているので、使い方の荒めの人でもある程度は大丈夫そうです。
ケーブルはフラットコード
ケーブルはフラットコードとよばれる平らな形状のものになっています。
簡単に言うときしめんうどんみたいな形状です。笑
このケーブルの特徴は絡まりにくいこと。
確かに使用していて絡んだことは殆どありません。
逆に言えば結んだりはしにくいので、収納時に若干持て余します。
使用時は扱いやすいのですが、収納時には困っちゃいますね。
電源のON/OFFはワンタッチ
ON/OFFは真ん中のボタンをしばらく長押していると…
青くランプ部分が点滅して、電源がついたことを知らせてくれます。
イヤホン装着時には音もなるので、わかりやすいですね。
逆に電源を切る際にも真ん中のボタンを長押しします。
切れるときには赤くランプが点滅し、同時に音も鳴ります。
iPhoneとの接続もかんたん
スマホとの接続も特に苦労せずに、行うことができました。
イヤホンの電源をONにして、Bluetooth接続画面を開くと「BTE1」というデバイス名が表示されます。
これを選んで、初期設定のパスワードを入力するとかんたんに接続されます。
接続が完了すると「接続済み」の表示に変わります。
一度接続しておけば、次回からはイヤホンの電源をいれるだけで自動で接続してくれます。
便利ですね〜。
音質は割りと良い!AAC対応なのでiPhoneに利点あり
このイヤホンは高音質な再生方法であるAACに対応しています。
iPhoneはこの高音質コーデックであるAACを採用しているため、iPhoneでの再生には利点があります。
特に強いこだわりがない人であれば十分すぎるほどの高音質かと思います!
連続再生時間は4時間。これを長いとみるか短いとみるか。
ちなみに連続再生時間は公式の情報で4時間。
確かに実際に使ってみてもマックス充電から充電が切れるまでは4時間ほどなので、この数字は正しいのかと思います。
これが長いとみるか、短いとみるかは、人それぞれでしょう。
私としては「あれ、もう切れたのか」と時々思いますが、基本的には不便はしていません。
欲を言えばもう少し長いと嬉しいですが、ワイヤレスイヤホンはだいたいこれくらいなので、十分だと思います。
装着時の様子。激しい動きをすると流石に外れる
装着するとこんな感じになります。
首の後に回しておけば、ケーブルに邪魔されることなく音を聞くことができます。
日常生活レベルの動きであれば、快適に装着し続けることができます。
しかしもともと激しい動きをする場面は想定されていないので、動きが大きくなると耳から外れてしまいます。
運動時などに使おうかと考えている方は、他を当たったほうが良いかと個人的には思います。
気になる①充電USBケーブルとの接続
ちょっと気になるのは充電時にUSBケーブルと接続する際に、接続がちょっと硬いこと。
ぐぐぐっと押し込む感じになって、最初つけるときは壊れるんじゃないかと不安でした。
どうも根本の最後までハマっている感じがしないんですよね。
まあ、無事に充電してくれているので別に良いんですが…
気になる②動画再生時、頭の音声が途切れる
こちらもちょっとだけ気になることなのですが、動画の再生時に、再生しはじめの頭の音声が0.5秒ほどだけ飛ぶような感じになるんですよね。
あとは、停止後の再生時にも、同じような現象が起こることがあります。
これはワイヤレスの接続だからある程度は仕方ないのかと思いますが、頭の音声が重要な場合とかは、困るかもしれません。
私はそこまでこだわるシーンがないので、別にこれでもいいっちゃいいのですが。
嫌な人は嫌かなーと思いますね。
気になる③常時、わずかだが雑音が交じる
これも気になる人は気になるかもしれません。
どうにも常時、機械の動作音のようなものが雑音として混じってしまいます。
本当に僅かな音量なので、全く気にならない人も多いかもしれません。
しかし気になる人は気になるんだろうなあ…
まとめ:総合的には十分実用的
というわけで一ヶ月間、実際に使ってみた感想を、かなり正直に書いてきました。
3000円程度の安価な価格帯のイヤホンなのでもちろん不十分だと感じる点もいくつかありますが、基本的には十分実用に足る、大きなストレスを感じない仕上がりだと感じます。
特に音にこだわりのない人であればいちばん大事なのは「ストレスなく使える」ということ。
この製品は大きなストレスは感じずに、高音質を楽しむことができるので、十分素晴らしい製品だと思います。
無理して高価なものを買う必要がない人であれば、かなり現実的な選択肢でしょう。
ぜひ検討してみてくださいね。