高価なレンズやハイスペックなモデルをついつい欲しくなってしまうのが、哀しきカメラ好きの性。
そんなわれわれカメラ好きにとって、中古の製品は時に非常に頼りになります。
欲しいモノが少しでも安く売っていないかと中古カメラ・レンズを検索し続ける日々を送った人も多いでしょう。
そんな日々の中でよく目にするのが「マップカメラ」というカメラ機器の通販ショップ。
中古・新品を問わず、カメラ機器のネット通販大手として、お馴染みのお店なんだとか。
今回はそんなマップカメラで6万円の中古レンズを実際に購入してみたので、買ってみてどうだったか、私なりの感想を評判のひとつとして書いていきたいと思います。
マップカメラの利用を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
- そもそもマップカメラとは?
- 実際に買ってみた!梱包の様子を詳細にレビュー
- ダンボール内部の構造がすごい
- レンズ本体への耐衝撃保護は?
- 並品の品質はどれくらい?レンズ品質詳細
- 撮影時の影響は?個人的には問題なし!
- マップカメラの並品は汚れを気にしないなら超お買い得!
そもそもマップカメラとは?
数万円から上を見上げればキリがないほど高価なものが多い、カメラ機器。
そんな高価なものだからこそネット通販でカメラを購入するというのは、なかなか勇気が必要だったりします。
今でも都心の専門店で購入するのが一般的といわれるほど、カメラといえばお店の信頼性が重視されます。
専門性をネット通販でも!マップカメラのコンセプト
そんなカメラ業界にあって「専門店の信頼性をインターネット上で提供しよう」というコンセプトを掲げて運営されているのが、マップカメラです。
東京の新宿には実店舗も持っており、実際にエキスパートを社員として抱えているのが強みです。
ここが、その他の中古販売業者とは一線を画するポイントでしょう。
特に中古製品の販売においては運営形態から見ても信頼性が高いといえます。
もともとの母体はソフマップ
マップカメラの経営についてみていくと、実はここはパソコン関連のガジェット小売を行う「ソフマップ」がもともとの経営母体であったことがわかります。
かつてはソフマップは様々な業態にグループ各社を設立していました。
そのひとつがマップカメラであったわけです。
後にソフマップの経営悪化を契機にグループが解消され、現在はシュッピン株式会社がマップカメラを運営しています。
名前だけが残った形となっているわけです。
シュッピン株式会社は時計などの高価な製品の中古ネット通販を業務の主軸に据えており、業務ノウハウも高いものを持っているのでしょう。
近年は売上も上昇しており、資本面から見ても経営状態は安定している印象を受けます。
実際に買ってみた!梱包の様子を詳細にレビュー
というわけで、ショップへの情報面での不安はなかったので実際にマップカメラを使って中古レンズを購入してみました。
今回購入したのはニコンの超広角単焦点として評価の高い「AF-S 20mm F1.8」のレンズです。
配送時の梱包状況が気になる方も多いかと思うので、まずは2019年4月時点での配送時梱包の詳細をレビューしていきます。
箱を開けるとチラシと領収書
一般的な形状のダンボールで届いたところで早速開封していきます。
まず開けると現れるのはチラシが数枚と灰色の封筒。
チラシはマップカメラの関係のフォトコンテストのお知らせなど。
そして封筒の方を開けると、お買上げ票が封入されていました。
ネット通販だと領収書が同封されていないことも多いですが、レシート形式できちんと入っていました。
経理が必要な事業者にとっても嬉しい配慮ですね。
ダンボール内部の構造がすごい
チラシ類をどけるとレンズが現れます。
ダンボールを揺らしても全く中身が動く気配がないので一体どのように入れられているのか謎でしたが、写真のような様子で入れられています。
切り込みが入れられた独自の構造にしっかりとはめ込まれています。
かぶさっていた部分を取り外すと、こんな感じでレンズが収まっています。
レンズの下部も同じような構造で本体がホールドされているわけですね。
つまりこの写真のようにレンズが上下からビニールのクッションが施されたダンボールの構造で挟み込まれているような状況なわけです。
簡易な構造ですが、よく考えられています。
レンズ本体への耐衝撃保護は?
レンズ本体は写真のように一枚のプチプチで保護されているのみです。
本体への保護はそれほど手厚くないので、ダンボールから取り出した後には転がったりしないように取扱に注意する必要があります。
まあこれはどこのショップで購入しても同じことですが。
並品の品質はどれくらい?レンズ品質詳細
今回私が購入したレンズのマップカメラでの品質表示は「並品」。
6段階の評価があるうちの、4段階目にあたる品質でした。
並品って実際にどうなのか、詳細を見ていきましょう。
品質ランクの概要
マップカメラでの品質のランクの概要は概ね以下の通り。
並品は見た目は気にしない人にとってはお買い得なランクかと考えられます。
私は今回は問題なく動いてくれればいいという価値判断をしたため、並品を選びました。
新品の価格からいうと約4割弱値引きされた価格で購入することができました。
フォーカスリングの白化
購入時は並品だし多少の汚れは気にしないでおこう、と思っていましたがいざ届くとどれくらい汚れがあるのか、実は結構不安でした。
そんななか実際にレンズを見てみて、最も目立っていたよごれは「フォーカスリングの白化」でした。
こちらはひと目見た瞬間にわかるレベルの汚れで、リング全周に渡って溝の隙間が白く変色していました。
なるほどなるほど。並品ならまあ仕方ないよね。
…しかし、実はこういう汚れってミューズのウェットティッシュで拭くとめちゃくちゃきれいになるんです。
一時期カメラ好きの間ではSNSとかでめちゃくちゃ拡散された情報ですよね。
そういう意味では白化関連の汚れは個人的にはほぼ問題なし!
レンズマウント周辺の汚れ
その他に気になる汚れはパッと見た感じは見つからなかったのですが、よくよく見ていくと、レンズマウントの周辺にも若干白化のような汚れが有りました。
電子接続部分に傷があると流石に嫌ですが、特に大丈夫そうでした。
撮影時の影響は?個人的には問題なし!
(▲先日桜を見に出かけた際に撮影した彦根のお店)
汚れは確かに目視で明らかに分かる程度にはあったものの、実際に何枚か撮影してみた感じでは、撮影への影響は全く感じられませんでした。
普通に撮影する分には、写りもクリアで申し分ないと感じました。
マップカメラの並品は汚れを気にしないなら超お買い得!
購入時は「並品」の品質におっかなびっくりだった私ですが、現物を見てみた結果「超お買い得じゃん!」と思うようになりました。
確かに、汚れは確実にあり、既使用感も間違いなく感じます。
しかし撮影品質には問題なく、価格も新品と比べると4割弱下がっています。
全体的なコストパフォーマンスで考えれば、十分に購入時の候補として検討の余地があるものでした。
梱包などの対応も丁寧で好感のもてるものだったため、またリピート利用したいと本気で思います。
いい買い物をした、という気分にさせてくれました。笑
中古レンズの購入を検討している方は一度はマップカメラをチェックすることをおすすめしたいです。
楽天市場店があるのも嬉しい!
マップカメラには公式のショップだけでなく、楽天市場店もあります。
楽天ポイントもたまりますし、普段楽天を使う機会が多い人であれば、こちらを使うのも良さそうです。
一部の製品は公式サイトからしか購入できないみたいですが、一度確認しておくといいでしょう。