ワイヤレスLAN機能付きのSDカードとして有名な「FlashAir」。
しかしこのFlashAir、ニコンのカメラではうまく動作しないという噂があったりして
- せっかく購入したのにどうやって使えば良いのかわからない
- 購入してみたいけど、本当にちゃんとnikon機種で動作するの?
という声が多数聞かれます。
かくいう私もニコンユーザーなのですが初めて使ってみたときは「わけわかんねーーーーーー!!」となりました。
しかし粘った結果ついに操作方法を理解できたので、今回はニコン機種でのFlashAirの使い方を解説していきたいと思います!
- ワイヤレスLAN機能付きSDカードといえばFlashAir
- ニコンのカメラのFlashAir対応機種はこちら!
- 手順1:再生メニューから「再生フォルダー設定」を開く
- 手順2:再生フォルダー設定を「全てのフォルダー」に変更
- 手順3:「無線LAN起動画像」の表示
- 手順4:スマホのアプリでWI-Fiの接続設定を行う
- FlashAirを使ってみた感想
- 救世主「OLYMPAS image share」が最高!ダウンロード必須!
- FlashAirはNikon機種で問題なく便利に使うことができる!
ワイヤレスLAN機能付きSDカードといえばFlashAir
一眼レフの写真はやはりスマホの写真では太刀打ちできない、だからこそSNSにアップする写真も一眼レフで撮影した写真を使いたい!
しかし一眼レフの写真はSDカードから一旦PCに移動させて、そこからスマホに転送する、という手間がかかるんだよねー…
SNSは撮影したその場でアップしたいから、そんな手間はかけていられないのに!
…そんな悩みを解決してくれるのが、ワイヤレスLAN機能つきのSDカード!というわけでワイヤレスLAN付きSDカードを購入する人が多いのではないでしょうか。
このタイプのSDカードは複数のメーカーから販売されています。
先駆け的な存在で最も有名だったのはeye-Fiという製品でしたが、現在は販売中止になっているモデルもあるみたいで、最近はもっぱら東芝の「FlashAir」が強いですね。
そういうわけでFlashAirに辿り着いた人が多かったりするのでは?
こんな有名な製品がNikon機種で使えない訳がない!
というかそもそも公式にもニコンのカメラの多くは対応機種として明記されているんです!
ニコンのカメラのFlashAir対応機種はこちら!
東芝の公式からFlashAirの各モデルに対応している機種の一覧が発表されています。
例えばFlashAirのW4というモデルのニコン製品対応状況は、以下の画像のようになっています。(FlasAirならどのモデルでも対応機種に大差はない)
出典:無線LAN搭載 FlashAir™ SDHC/SDXCメモリカード(SD-UWAシリーズ<W-04>)動作確認機器一覧ページ
この表によるとほとんどのニコン機種はFlashAirに対応しているはずなのです。
D3100もしっかり記載されています。なので間違いなく使えるわけです。
しかしワイヤレスLANの起動条件がわかりづらすぎて混乱を招いているんですよね。
ということで、ここからはニコン機種でFlashAirを使う手順を具体的に画像を示しながら解説していきます。
手順1:再生メニューから「再生フォルダー設定」を開く
まず、MENUボタンから「再生メニュー」を選択します。
再生メニューの中には「再生フォルダー設定」という項目があるはずです。
ニコン機種ならどの機種にもこの項目が備わっていると思います。
ここを開きます。
手順2:再生フォルダー設定を「全てのフォルダー」に変更
再生フォルダー設定を開くと「記録中のフォルダー」という選択肢と「全てのフォルダー」という選択肢が出てきます。
ここで大抵の場合「記録中のフォルダー」が選ばれていると思いますが、これを「全てのフォルダー」に変更します。
再生メニューに戻って「再生フォルダー設定」の右の欄が「D3100」から「ALL」に変更されていればきちんと変更できています。
手順3:「無線LAN起動画像」の表示
ここまでの設定がうまくできていれば、画像フォルダを開くと上記のような画像が表示されるはずです。
この画像は「無線LAN起動画像」と呼ばれ、この画像を表示することでSDカードの無線LAN機能が起動するようになっています。
この画像はSDカード内の特別なフォルダに入っているために再生フォルダー設定で「全てのフォルダー」を表示させるようにしないと、出てこないわけです。
手順4:スマホのアプリでWI-Fiの接続設定を行う
あとはスマホのアプリに従えば上手く設定できるはずです!
▲アプリ起動直後の画面
▲FlashAirについてのちょっとした説明が始まる
▲この説明だけでわかるわけないんだよなあ…
▲接続されるとこのような表示になる
ここまで来れば成功です!
FlashAirを使ってみた感想
実際にFlashAirを使ってみた感想を最後に書いておこうかなと思います。
画像が速攻で転送される!すごい!
一眼レフで撮った瞬間からすぐにスマホのアプリに転送されます。
待機時間的なものはほぼないといっていいでしょう。
このサクサクさは素晴らしい!
長年使っていた一眼レフから直接スマホに撮影した写真が転送されるこの感覚はめちゃくちゃ新鮮でテンション上がります。
純粋に楽しい!
電池の減りが若干速い気がする
そこまで気にするほどでもありませんが、無線LAN機能を使っている分、普段よりも若干電池の減り方が多めな気がします。
この際予備の電池をさらに用意しようかなと迷っています。
公式アプリの操作性がひどすぎる…
ただめちゃくちゃ残念なのが、公式アプリの操作性が抜群に悪いということ。
公式アプリ:FlashAir
これまじでひどいです。
正直使い物にならないレベル。
何が良くないかって、まずデザイン。
表示画像が小さいし、なぞの隙間はあるし…ずっと使う気にはなれません。
そしてNikon特有の現象ですが、NEF形式の画像がアプリ上では表示されない。
jpgだと表示されるのでまあ良いのですが、見栄え悪すぎる。
そして最も良くないのが画像が一枚づつしかダウンロードできないこと。
これうそでしょ!?って思いました。
まあSNSにあげるのであれば厳選した数枚で済むので良いとは思いますが、それでも一枚づつってめんどくさすぎません?
んー、これではFlashAirの出番は減るかなあ…と思いました、このときは。
救世主「OLYMPAS image share」が最高!ダウンロード必須!
アプリがコレじゃあFlashAir使いづらいかもなあ…と思っていたのですが、実は救世主がいました!!
それが「OLYMPAS Image Share」というアプリです。
オリンパスから出されているアプリで、これを使えばFlashAirのSDカードに入っているデータをより簡単に便利にスマホに転送できます。
美しく一覧表示されています…(喜)
もちろん複数選択、複数同時ダウンロードもできます…(歓喜)
しかも「取り込み(ダウンロード)」と「シェア」が選べます…(泣)
シェアを選ぶとツイッターやフェイスブックなどのSNSを自動的に選ぶことができます…(号泣)
これでFlashAirが超便利なツールに大変身しました!!!!!
オリンパスさまさま!!!!!!
あなたのおかげで多くのFlashAirユーザーが救われたはずです!!!
アーメン!!!
FlashAirはNikon機種で問題なく便利に使うことができる!
というわけで、ニコン機種でのFlashAirの使い方をお分かりいただけたでしょうか?
ニコン機種でもちゃんと起動させることができるんですね。良かったよかった。
そしてアプリ「OLYMPAS Image Share」と組み合わせて使うことで、FlashAirをとても便利に、実用に足るレベルで使うことができるわけです。
私は今後はFlashAirが主力になること間違いなしです。
今回の結論:「オリンパスは偉大」