普段特別意識することは少ないが、「音」というものは生活の質に大きくかかわっている。
飲食店でかかっているBGMでその店の雰囲気が大きく変わってくるように、暮らしの中で触れている音によって、暮らしの雰囲気も変化する。
自分の好きなときに、質の高い音に触れることができると、それだけ暮らしの質も上がるものだ。
今回はそんな暮らしの中の音の質を上げてくれるスピーカーをご紹介したいと思う。
それがPHILIPS Bluetoothスピーカー防水仕様BT2200Bだ。
2015年の8月にPHILIPS社から発売された製品で、私は発売当初から2年ほど使い続けている。
なぜずっとこのスピーカーを愛用し続けているのか。
その理由はずばり使い勝手の良さにある。
日常に馴染むスピーカー
スピーカーは日常生活の中にすっと馴染むかどうかが大事だ。
過剰な性能があっても手に余るし、満足できないクオリティーでは使い続けることはできない。
その点、BT2200Bはまさに日常に馴染むスピーカーだと言える。
Bluetooth機能で、好きな音楽を好きな時に。
最近はレコードの良さが見直され人気が再燃しているというが、自分の部屋で音楽を聴くときはやはりスマホでの再生が主流だ。
無料のストリーミングアプリや動画サイトに高品質の音楽が無料でアップロードされている。
そうした音楽を好きな時にさっと再生したい。
しかしスマホでの再生にはひとつ難点がある。
それはスマホのスピーカーの物足りなさだ。
低温の鳴りや立体感のある音はどうしてもスマホのスピーカーでは再現できない。
だからこそBluetoothのスピーカーが必要なのだ。
しかも一度接続の設定をしておけば、電源を付けたらすぐに接続され再生が可能となっている。
ちょっといい音で聞こう、と思い付いてから5秒後にはスピーカーで聞くことができるのだ。
防水機能があるから、野外や風呂場でも自由に再生。
BT2200Bには防水加工が施されているため、上の画像のように水を思いっきりかぶっても何の問題もない。
したがって、アウトドアシーンやレジャーシーンでの利用が可能なのだ。
例えば仲間と一緒に川辺でBBQをするとき。
夏場にビーチで遊ぶとき。
カヌーをゆっくり漕ぎながら。
キャンプ場で料理をしながら。
そんなシーンでも心配なく音楽を楽しむことができる。
急な雨が降ってきても大丈夫なのだ。
さらには、自宅で風呂場で湯船につかりながら、リラックスして音楽を楽しむ、なんって使い方もできてしまう。
私は実際、風呂に入るときは必ずこのスピーカーを持っていく。
ちょっと面倒だった風呂の時間が、日常の疲れを洗い落とす癒しの時間に変わったのは、このスピーカーのおかげだ。
内臓マイクで音声会議も可能。ビジネスシーンでも役立つ
内部にはハンズフリーマイクが埋め込まれており、スピーカーフォンとしての機能も備えている。
音楽再生中に電話がかかって来ると、音楽が中断され通話が可能に。
ビジネスの現場で大勢がいる会議でもしっかりとした通話を実現できる。
私はドライブ中に車内に乗っている人みんなで電話をする、などのシーンで使うことが多い。
車が走っている最中でも音声はかなりはっきり聞き取れる(音質がいい)ので、実用性は相当高い。
音声が途切れるなどの不具合もほぼない。
ハンズフリーの通話手段としては感動するレベルだ。
カンタン使用方法&使用感解説
BT2200Bがいかに簡単に使えるか、どんな使用感なのかをさくっと解説していく。
電源ON
電源は円形面の片方についている電源ボタンを3秒ほど長押しすると「ピ」という電子音と共にボタン背面のライトが点灯する(上記画像の状態)。
電源ボタンはでっぱりのボタンではなく、電源マークの位置のゴム面を押してへこませることで作動するようなイメージだ。
初回Bluetooth接続時
初回のBluetooth接続時には電源ボタンでないもうひとつのボタンを長押しすることで、スマホ上からスピーカーを検索することができる。
philips BT2200と表示された部分をタッチすれば特に複雑な操作なく、接続することができる。
シンプルな設計なので、かなり感覚的に操作できる印象だ。
Bluetoothの接続もかなり安定していて、隣の部屋どころか近い部屋なら2部屋くらい向こうでも届くので、スピーカーを持って移動することも可能だ。
置いたときの安定感
横向きに置いたときには、底面にゴムのすべり止めがついているので、意外と安定する。
見た目では不安定そうな印象があるが、普通において使う分には全く問題ない。
ただし揺れが激しい場所で一か所にとどめておくのは難しいかもしれない。
強固な設計
かなり頑丈に設計されており、ぶっちゃけた話何度も地面に落としているが壊れる気配がまるでない。
プラスチック製だが安物感は全くないのもうれしい。
BT2200B 製品スペック
それでは、この製品のスペックをざっと紹介する。
使用可能時間や重さ、サウンドスペックまで、一気に見ていこう。
大きさ・重さ
まずは大きさ。
10cm × 6cm × 7cm ほどで形状としては筒型。
手のひらよりすこしはみ出るくらいで、おおむね手のひらサイズと言っていいだろう。
音響の迫力を考えればかなり小型だ。
次に重さ。
本体重量は約200グラム。
この重さならさっと持ち運ぶのに負担にならない。
手のひらサイズの小ささの割にはしっかりと重みを感じるので、しっかりした作りであることが感じられる。
わかりやすく画像で見てみよう。
どこのご家庭にもあるカピバラさんぬいぐるみを参考にする。
この上に置くと、頭部にちょこんと乗り、2センチ程度沈むくらいの重さがある、と思っていただければいいだろう。
充電仕様・連続使用可能時間
円形の面のひとつがぱかっと外れるようになっており、小型機器に広く普及しているUSB mini B端子と、外部接続用の接続部分がある。
このUSB mini B端子から充電することができ、1時間もあれば内部のリチウムポリマーバッテリーをフル充電でき、ケーブルなしで動作させることができる。
フル充電時のバッテリー連続駆動時間は公式発表では5時間。
5時間も連続で使うことは少ないだろうので、休み休み使えばもっと長時間持つように思う。
2年間使ってきてもバッテリーが著しく劣化したような感覚は全くないので、本当にしっかりと作られている印象。
サウンドシステム
4cm口径フルレンジ・ユニットが1基内蔵されており、アンプの出力は2.8W。
数字だけ見ればそれほど目立った印象はないかもしれないが、実際に目の前で鳴らすと、かなりの迫力。
モノラルでの出力なので、こだわりのある人は注意。
互換性
接続可能なデバイスは以下の通り。
基本的には何でもつなげると思っておいて大丈夫だろう。
自分の使用機器があるか一応確認しておこう。
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次のモデルに期待したいこと
最後に、もし次のモデルが発売されるのであれば、こんな機能が欲しい、ということに言及しておこうと思う。
スピーカー本体に、再生停止・選曲ボタンが欲しい
スピーカー本体には音楽の再生や停止を行うボタンがなく、選曲を行うことができるボタンもない。
基本的にアルバムをゆっくり流しっぱなしにするので私は問題ないが、このボタンが追加されればさらに操作性が上がるだろう。
暮らしを豊かにしてくれるスピーカー
私は本当にほぼ毎日このスピーカーを使っている。
2年間、ほぼ毎日だ。
しかしかなり綺麗な状態で、機能も劣化することなく、ほぼ不満なく使えている。
この品質はさすがフィリップスだと思う。
この品質・性能で5000円台ならば得な買い物だったと思う。
すでに十分もとは取れている気分だ。
もしBluetoothスピーカーで悩んでいる、防水スピーカーで悩んでいる、というのであれば、BT2200Bを検討してみるのは大いに賢い選択だろう。
本当に暮らしを豊かにしてくれるスピーカーにぜひ出会ってほしい。