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私の院試対策法を大公開!地方国立大から旧帝大院に合格した方法と戦略・スケジュールを解説するよ

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こんにちは、のっさんです。

私は地方の国立大学を卒業後、いわゆる旧帝大の大学院に進学しました。

通常大学院に進学する場合は、自分の所属していた研究室の中で院に進学することが多いですが、私は他大学の大学院に進学することを選びました。

他大学の大学院受験は決してラクではありませんが、その分院試の対策についてはかなり知見を得ることができました。

そこで今回はそんな院試受験の経験をもとに院試の対策とその戦略を徹底的に解説してみたいと思います。

私の経験したリアルなところもしっかりお伝えしていきますよ。

特に他大学受験する人や社会人受験をする人には参考になると思います。

この記事を参考にして、納得のいく大学院受験をして頂ければ幸いです。

 

本題の前に:本当に大学院に行くのがベストですか?

この記事は大学院受験を成功させるための記事ですが、私は一概に大学院進学が良いことだらけだとは全く思っていません

自分自身が大学院に進学したからこそ、そして進学後様々な経験をしたからこそ、合格の先にあるものを見定める重要性を感じました。

大卒で就職しないということは、それなりにリスクのあることでもあるのです。

したがって、大学院に進学するのが本当にあなたの人生にとってプラスになるのか、しっかり自分自身で考えて決めるべきです。

本当の人生は大学院よりもその先に続いています。

周りのみんなが進学するからなんとなく進学しようとしていませんか?

就職を先延ばしにするために進学しようとしていませんか?

一度自分の中で大学院進学をしたいと思った本当の理由を明確にしておくことを強くオススメします。

この辺をしっかり語れるようにしておくことは実は院試でもかなりプラスになります。

また受験勉強でつらくなった時にも明確な理由があれば気持ちを前向きに保つことができるはずです。

 

もちろん現に今こうしてこの記事までたどり着いて大学院受験を本気で考えているような真剣な人であれば、大学院に行くぞと決めたらそれをプラスの経験に昇華できると思います。

決めたのであれば、ぜひやり切りましょう。

そのためにこの記事では全力で私の経験をお伝えしていきます。

大学院進学に関する傾向:しばらくは院試をめぐる状況に大きな変化はない

ではここから、具体的に大学院試験対策を考えていくことになります。

まずは大学院進学を取り巻く全体感を把握してくのがいいと思います。

その理由は自分がどういうフィールドで戦っているのかを把握するためです。

大学生の10人に1人は大学院に進学する時代

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(▲グラフは筆者作成)

まずは大学院の進学率の推移を見てみましょう。

大学卒業生に対する大学院進学者数の割合を大学院進学率として算出すると、2000年以降は毎年10パーセント以上の大学生が大学院に進学していることがわかります。

今は10人に1人以上は安定して大学院に進学している時代なんですね。

大学院進学率は景気に左右される!?

実は大学院への進学率は景気と、とりわけ大卒者の就職状況と大きな関連性があることがわかっています。

例えば、2008年のリーマンショック後には就職先への不安感から時期を見計らって就職したいという人が増え、一時的に大学院への進学率が上がりました。

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▲出典:http://www.mukogawa-u.ac.jp/~kyoken/data/26.pdf

その後就職率の回復に伴って大学院への進学率は少しづつ下がっています。

とはいえここ数年は減少傾向が頭打ちになり11%前後で落ち着いています。

安定して一定数の人が大学院への進学を選ぶようになってきたわけですね。

こうした状況からしばらくは大学院進学にまつわる動向は大きく変わらないだろうと思います。

ただし国の景気に大きな変化があったタイミングには要注意です。

就職予定組が大学院に大きく流れ込んでくる可能性があるので。

まあどちらにせよ進学希望者はしっかり勉強しておくしか無いんですが! (身も蓋もない)

院試の基本的なスケジュール

さて大学院進学にまつわる大きな状況を把握できたら、実際の試験に備えていくことになります。

まずは大学院の試験のスケジュールを見ていきます。

多くの大学院で例年採用されているスケジュール感をもとに書いていますが、大学や所属学部によって大きく異なる場合もあります。

希望する研究室の最新情報を早めに手に入れることを心がけてください。

 

そんなわけで院試の大まかなスケジュールをつくってみました。

こんな感じです↓

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▶一次募集

6月ごろ:募集要項発表

7月  :出願

8月下旬:試験本番

9月上旬:結果発表

▶二次募集

10月下旬~1月ごろ:募集期間 ※大学、所属学部によって大きく異なる

2月上旬~下旬  :試験本番

3月上旬ごろ   :合格発表

要項発表~出願~書類審査(研究計画書提出)

まずは出願、そして書類審査が行われます。

院試の特殊な点は書類審査で提出が必要な「研究計画書」が合否の非常に重要な位置を占めるという点です。

これは大学院に入学し研究室で

  • 何を研究したいのか
  • その研究に学術的にどのような意義があるのか
  • なぜこの研究室でなければできないのか
  • 大学院在学中に結果が出せるのか

といった入学後の研究の根本となる計画や見通しを記すものです。

院試に挑戦しようという志願者の多くはまずここでつまずきます。

はっきり言って大学院に進もうという人であれば試験日当日の試験対策は慣れていたりします。

しかし、研究計画書はいわゆる「勉強」とは違い「研究」について精通している必要があります。

ここの準備は入念にしていかなくてはなりません。

試験当日

おおむね8月中に行われる大学院が多く、私が受験したところは8月下旬でした。

他大学からの受験の場合は現地に行く手間なども考えて宿泊先や移動手段の確保など準備が必要です。

観光シーズンと重なってホテルが取れない、なんてことにならないように日程が発表されたらすぐに宿を押さえておきたいですね。

合否発表

合否は早いところでは1~数週間、遅くとも1か月以内には発表されます。

私が受験したところはほぼ1カ月だったと記憶しています。

かなり遠方の大学院を受験したため、受験番号の掲示を見に行くことができず郵送で結果が届くのをドキドキしながら待っていた記憶があります。

確かWEBでは発表されなかったような…?

基本的な試験内容はコレ

大学院の試験は科目がやたらめったら多いというところはあまりありません。

なぜならとにかく専門を極める場だからです。

そのため、試験内容は大きく分けて3つです。

  1. 英語試験
  2. 専門科目試験
  3. 面接(口述試験

もちろん、大学院によってこれも大きく異なり、何科目も課す研究室もあります。

しかし一般的にはこの3つですね。

①英語試験

多くの大学院で英語試験は必ずと言っていいほど課されます。

これは大学院入学後に専門を学んでいく中で外国語の論文を読むことが必要になってくるからです。

海外の先進的な研究を読むことができる能力が必要とされるわけです。

ただ、能力が証明できればいいわけで、最近ではTOEICTOEFLなどの検定の点数を提示すればそれが試験の成績として反映されるような入試システムになっている学校も多くあります。

ちなみに私はこのシステムをうまく活用できたから合格できたと言ってもいいですね。

この戦略に関わる部分は後程。

②専門科目試験

大学院で研究する専門分野に関する試験です。

ここは専門分野ごとに違うので一概に言えないことが多いですが、ひとつ言えるのは「内部進学者が強い」ということです。

なぜかというと、この専門科目の試験問題は当然ですが教授が作っているわけです。

そうなるとどうしてもその教授独特の傾向というのが出てきます。

したがって普段から教授の授業やテストを受けている内部進学者はそういった傾向に慣れているわけです。

また、先輩から過去の試験内容について聞ける環境があるなど、内部進学者は専門科目では強さを発揮します。

外部から進学したい人にとってはここが大きくひとつの鬼門になります。

③面接(口述試験

院試の面接は基本的に「研究計画書」に基づいて行われます。

研究したいと考えている内容について、口述できっちり説明できるだけの理解度が求められます。

相手はプロなのでここでごまかすことはほぼできません。

きっちり実力が出てしまいます。

ここでも研究計画書の完成度が重要になってくるわけです。

また、教授によっては専門科目の試験の解答について、どうしてこういう回答をしたの?というようなことを聞いてくる人もいます(実際いました)。

ここは研究計画書の出来と口述対策をしているかどうかが効いてくる部分ですね。

私はこうして合格した!院試の戦略を公開!

さていよいよ私の院試攻略の戦略を公開していきます。

戦略の全体像はこれだ!

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では、どういう考えに基づいてこれを進めていったのか、説明していきますね。

 

私が大学院の進学を決め、情報収集を開始したのは大学3年生がもう終わろうかという3月。

院試の情報収集を開始して、まず感じたのは「研究計画書の重要さ」。

ここにはかなり時間を割かないといけないと真っ先に思いました。

そしてまだ研究計画書のようなアカデミックな論の展開に慣れていなかったので、論理的な文章構造にあまり自信がなく、この部分の論理をチェックしてくれる人(先生とか先輩)つまりアドバイザーを見つけないと、と思いました。

この「時間」と「アドバイザー」を確保することが私の戦略の主軸でした。

英語を早めにマスターしておくことが院試対策の肝になる

TOEICTOEFLの点数を確保すれば時間が作れる!

まず時間を確保するために目を付けたのは英語。

これは最近は多くの院試で共通の傾向だと思いますが、私の受験した大学院は英語の試験をTOEICTOEFLの点数で代用できる制度がありました。

つまり英語に関してはTOEICTOEFLであらかじめ点数を確保しておけば対策に時間を使わなくていい、ということになります。

英語は配点は小さくないのに、事前に点数を確保しておける「確実な得点源」になりうるわけです。

これを利用しない手はありません。

そこでそこでまずはTOEICTOEFLの点数をあげることを目指しました。

出願が7月だったので、それまでにテストが2~3回受験できる。

その間に合格に必要としている点数を確保できれば、それ以後英語のことは気にせず専門科目の対策に打ち込めるわけです。

 

この作戦は功を奏して、7月の最初のテストで目標点数を獲得できたので、英語については心配せずにその後の対策に打ち込めました。

もしも大学院への進学をはやくから決めているのであれば、大学3年生とかの段階でTOEICTOEFLの点数を確保しておくとかなり余裕をもって院試対策ができると思います。

ポイント:英語対策をはやめにして余裕をもとう!

※参考

大学生・社会人向けのハイレベルな英語通信講座も最近では登場しています。

オンライン英語講座Z会Asteria

学術的な文献を読み通せるだけの英語力を身に着けることを目指すもので、本気で英語力を高めたい人にはオススメです。

論理面のアドバイザーを確保するとグッと対策が進む

やはり研究計画書に取り組むのはなかなか簡単ではありませんでした。

慣れていないと時間ばかりがかかってしまい、始めた当初はこれで間に合うのか?とかなり焦っていました。

しかし私は幸運なことにひとりの先生に研究計画書の添削をお願いすることができ、そのおかげで対策がぐっと進みました。

その先生が居なければ合格できていなかったと思います。

これは研究室の先輩でもいいと思いますし、研究室の仲間同士で添削しあうというのもいいでしょう。

とにかく人に読んでもらうという行為はめちゃくちゃ効果があります。

当たり前のことのようですが、意外と院試対策としてやっている人は少ないので、やっていれば差が付きます。

ポイント:研究計画書は人に読んでもらって、添削してもらおう!

ルールを設定してメリハリをつけた

ここから先は私が個人的に設定していたルールで効果のあったものを紹介していきます。

自宅以外に勉強場所を確保しておこう

大学4年生はただでさえ卒論の準備で忙しい時期です。

学生ならバイトもしないといけなかったりで、なかなか院試対策を進める余裕がありません。

そこで授業や研究がない時間はカフェで勉強する、と私は決めていました。

自宅に帰るとどうしても気持ちが切れてしまうので、自宅以外に院試勉強用の勉強場所を確保しておくことにしたんです。

これのおかげで、継続的に勉強を行うことができました。

院試に限らずどんな勉強でもいえることですが…

なんとなく続けていたことを辞めた

これも当たり前のことといえば当たり前のことですが、何かを始めるためには何かを辞めなければいけません。

当時私は音楽サークルに入っており4年生も活動があったのですが、院試のことやそのほか自分のやりたいことを考えて辞めました。

なんとなく続けていたことを辞めると時間が生まれます。

何か今までと違うことをしようと思ったら大事なことですよね。

院試勉強を効率的に行うために

院試は多くの人にとってこれまで経験してきた試験とは違うことの多い試験だと思います。

研究計画書を書く必要があったり、研究レベルの専門科目を勉強する必要があったり。

やり方もわからないところからスタートすることも多いです。

そんな試験をひとりで続けるのは正直割とつらいんですよね。

研究室の先輩や同級生と一緒に協力したりできるのであれば、ぜひ協力して取り組むことをお勧めします。

しかし外部の大学院を狙っている場合にはなかなかそうもいきません。

そんな時は通信教育などを使うというのも一つの手です。

今は大学院受験向けの通信教育も登場しており、こうしたサービスを使うことで受験を乗り越えることができるでしょう。

おわりに

院試は人生の大きなイベントの一つです。

自分の納得のいく対策を行って、悔いのないように取り組んでいただけたらいいなと思います。

ぜひ素敵な大学院生活を送ってくださいね。