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大学院を中退したいときに検討すべき選択肢を19個まとめてみた【休学?就職?】

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「大学院を中退したい。」

大学院生になったは良いものの、院生としての日々を過ごすうちにそんな悩みを抱えている人もいるかもしれません。

かつての私もそうでした。

そうやって実際に中退をを考え始めるとどうしても「辞めるか?続けるか?」という単純な2択で考えてしまいがちです。

しかし現実にはもっと多様な選択肢があって、いろんな可能性を考えながら自分に合った道を決めていく必要があります。

中退というものにとらわれ過ぎると、選択肢が見えなくなってしまうんですね。

そこで今回は視野を広げるために、中退を考え始めたときに検討したい具体的なアクションの選択肢をまとめてみました。

選択肢を見ていく中で何らか気づきのきっかけにしていただければ幸いです。

中退したいと考えているときって私自身がそうだったのですが、やっぱりある種の挫折を味わっているので、いろんなことに絶望感を抱きがちなんですよね。

でも実際には色んな選択肢があるんだということが見えるとちょっと冷静になれたりするので、ざっと眺めながら気になるところをチェックしていただければと思います。

ホント、選択肢はいろいろありますから。

では見ていきましょう!

 

同じ大学院に留まる場合の選択肢 

まずは何とかして今の大学院に留まる方法をまとめていきます。

ポイントは大学院の中での立場を少し変えてみることです。

教授や先輩・同級生と話し合ってみる

研究室の関係者と話し合う場を持つことは重要です。

話し合っても無駄なんじゃないかと思いがちですが、話し合うことで解決の糸口や妥協点が見えてくることもあります。

逆に分かり合えないこともあるかもしれませんが、何に関して分かり合えないのかをはっきりさせておくと、気持ちの上で違います。

私はこれを先送りにしたばっかりに面倒くさいことになったので、中退を考えているのならばまずは一度話し合ってみるといいでしょう。

担当教官を変える

担当教官が原因で中退を考えているのならば、担当教官を変えてもらうという手もあります。

規模のある程度大きい研究室であれば教授以外にも准教授や助教授などがいて、頼んだらそうした教員が指導教官として研究の面倒を見てくれる場合があります。

お互いに人間なので実際に一緒に研究に取り組み始めたらウマが合わなかったなんてことは普通に起こります。

それに我慢できない場合は担当教官を変える方法を検討してみるといいでしょう。

研究内容に満足しているのであれば担当教官を変えることで大学院生活は大きく変わる可能性があります。

研究室を変える

研究室内で担当教官を変えることが難しい場合や、研究内容にズレを感じている場合、研究室内の人間関係に問題がある場合は研究室自体を変えることを検討してみてもいいでしょう。

実際に研究室を変えた生徒の実例がある大学院って意外と多いです。

そのためちゃんと手続きを踏めば研究室を変えられる可能性はあります。

もちろんなぜその研究室に移りたいのか、やりたいことは今の研究室ではできないのかなどを言及されるので、こうした点にこたえることができるようにしておくのが大事です。

また、変更を認めていない大学院もあるので自分の大学院の制度を調べてみましょう。

留年する

金銭的に問題がなければあえて留年するという手もあります。

留年すれば取り終わった授業などには出席する必要がなく、時間的余裕が生まれます。

大学院生は基本的にするべきことが過多になりがちなので、余裕のある生活を取り戻すと、現状をもっと冷静に見れたりします。

大学院にとどまりながらでも今の環境を変えることはできるんですね。環境を少しでも変えると気持ちはずいぶんと変わる場合もあります。気持ちが変わると現状を冷静に見ることできますよ。

 

休学をする場合の選択肢

次に見ていくのは「休学」という選択肢です。

これは基本的に全ての大学院で認められている制度なので時間が欲しいという人にはうってつけの制度です。

とにかく休学をする

休学をする場合は目的意識に基づいて休学したいところですが、精神的に余裕がない場合などはとにかく休学をする、ということを目指してもいいでしょう。

休学する場合は基本的には理由を明示することが求められますが、精神的な不調や身体的な不調は十分に休学をする理由になります。

また金銭的な問題や研究意欲の問題、人間関係を理由として休学をする人もいます。

休学をして余裕ある時間をつくることで、どうするのかを建設的に考えることができるのであれば、とりあえず休学を目指すのもありですね。

休学してお金を貯める

休学中にある程度お金を貯めてしまうというのもひとつの選択です。

もちろんお金が全てではありませんが、実際問題お金をある程度貯めておくと精神的に余裕を持つことができます。

そうすると長期的な目線をもって行動の指針を考えることができるんですよね。

気分をリフレッシュする、短期での仕事が可能、という意味では個人的にはリゾートバイトなんかはかなり魅力的だと思います。

北海道とか沖縄のリゾート地でバイトするとか最高ですね。

最近はリゾートバイトの一括検索サイトなんかもあります。参考までに。

参考:リゾートバイト.com

リゾートバイトをしている人は人生経験豊かだったりするので出会う人も面白いですし、休学して結局うだうだ過ごしてしまわないためにもお金を貯めるのはアリだと思いますね。

休学して就活をする

中退したいけど就職のことなんかが気になって決心がつかないなら、休学して就活をする、というパターンもあります。

中退して不安定な身分になる前に、進路を決めることができたら余計な不安を抱くことなく活動できるというメリットがあります。

この場合は院卒ではなく既卒(学部卒)として就活を行うことになりますね。

既卒の採用は近年かなり積極的に行われているので、大手狙いなどでなければ内定を得ることは十分可能です(既卒の就活では大手企業は一般的に難しい)。

また当然ですが新卒よりは狭き門なので、しっかりと就活に取り組むことが必要となってきます。

しかし過度に心配する必要はありません。

最近は既卒向けの就職支援も充実しており、完全無料で個別相談にのってくれたり面接対策を受けることができます。

既卒専門でサポートが手厚いウズキャリ既卒 がオススメかなと思います。

既卒の就活なんて何すればええねん!って普通感じると思うのでこういうサポートがあるのは強力です。

すごい時代ですね~

休学というのは上手く利用すれば素晴らしい制度です。ただし私立大学だと休学する場合も学費の納入が必要だったりと考慮すべき点は多々あるので、休学後何をするのかしっかりビジョンを持っておきたいですね。

休学に関してはこんな記事も書いてます→大学院の休学について理由・期間・その後の就職や就活など経験者が情報をまとめてみた

別の大学院に移るという選択肢

同じ大学院に留まるのではなく、別の大学院に移る、という選択肢も考えられます。

海外に留学する

大学院生で海外に留学する人は一定数います。

数か月の短期留学から、1年間かそれ以上の長期間留学する人も中にはいます。

内容も語学留学を目的としたものから、研究を目的としたもの、インターンなどの活動を目的としたものなど、多岐にわたります。

大学教員も留学には肯定的なことが何故か多く、承認を得やすいのが良いですね。

就活でもプラスの評価になることも多いです(もちろん企業によりますが)。

金銭面など色々な都合がつけばトライしてみてもいいですね。

日本以外の国に触れることで考え方や物事の捉え方が変わることもあるでしょうし、帰国後新たな気持ちで活動していけると思います。

大学院編入をする

世の中にはあまり知られていませんが大学院にも「編入」というものがあります。

これまでに取得した単位を編入先の大学院で認定してもらえる場合もある便利なシステムです。

しかし日本では大学院間の編入は事例が非常に少なく、現状は大学院編入はなかなか難しい…。

海外の大学院では大学院間の編入は「トランスファー」と呼ばれ、普通に行われています。

もしも編入ができれば環境を変えることができるとともに、これまでの学びも活かすことができるチャンスです。

実現可能性が高いとは言えませんが、一度調べてみる価値はありますよ。

実は今の大学院にこだわる必要はなくて、他の大学院に行くチャンスがあれば行ってみてもいいんだと思います。

 

中退する場合の選択肢

ここでは実際に中退することになったらどんな選択が考えられるのか、見ていきましょう。

中退して就活をする

中退を選ぶ場合、一般的には就職活動を行うことになるでしょう。

この場合は、新卒ではないため既卒としての就職活動を行います。

日本の就職活動においては新卒の肩書が強力なため、既卒は新卒以上に就職活動に力を入れる必要があります。

しかし最近は既卒の採用に力を入れている企業も増えてきていることから、しっかりと対策を行えば十分就職は可能です。

でもぶっちゃけ既卒の就活なんて何から始めたらいいかわからないですよね。

そういう場合は既卒向けの就職支援サービスなどで専門家と相談しながら対策を行うのが良いでしょう。

相談から面接対策・応募書類作成まで無料でサポートしてくれます。

(こうした支援サービスは求人を出す企業から収入を得ているため無料でサービスが展開できるわけです。)

個別のサポートなど対応が手厚いウズキャリ既卒 とか

無料でプロのカウンセリング(相談)が受けられるネオキャリア あたりが人気ですね。

もしも中退して就活するのであればひとりで思い詰めるのが一番危険なので、うまく利用していきましょう。

中退してフリーターで食いつなぐ

中退後はとりあえずフリーターで食いつなぐ、というのも選択の一つでしょう。

やりたいことがある場合、就職できない理由がある場合などは、時間に自由の利くフリーターは便利です。

結果を出せば正社員へ登用されることも十分あり得ます。

ステップアップの一つの手段として考えられますね。

フリーターで仕事をする場合、大学院に進学した能力を活かすことができること、時給が良いので効率よく稼げることから塾講師なんかは相性がいいと思います。

「集団塾or個別塾」「教える科目」「小学生~大学受験生」と条件がいろいろと選べるので自分に合った形式で働くことができますし、

47都道府県どこにでも塾はあるので住んでいる場所に影響されません。

 

実際に探すときは自分に合った条件で絞って検索できるサイトを使うとラクです。

私も昔、塾講師をしていたのですが塾講師JAPAN というサイトから検索して仕事してました。

採用が決まってお祝い金1万円くらいもらった記憶があります(最大2万円もらえるらしいです)。

中退して実家に戻る

中退してひとまず実家にもどるのもありでしょう。

リセットのタイミングで実家に戻るのは賢い選択です。

家賃や電気・水道・ガス代などの固定費が相当削減出来ますし、精神的に余裕ができます。

変な意地を張らずに、必要なタイミングで家族を頼ることができるのは大きな強みです。

そうして活動の基盤が十分できたら就活なりバイトなりをはじめていけばいいわけです。

中退後はどうやって食っていくのかをリアルに考えていかなくてはなりません。ひとまずはその為の準備期間を過ごすことになります。

一般的には就職活動をしていくことになりますが、それ以外の方法については次の項目にまとめました。

仕事・就職に関する選択肢

休学するにせよ、中退するにせよ、仕事や就職に関する選択は避けては通れません。

そこで一般的な就職活動以外の仕事や就職に関する選択肢を例示していきます。

インターンに行ってみる

現在は多くの企業がインターンを行っています。

有給のインターンからあくまで経験を売りにしているインターンまでありますが、もしも自分が働きたいと考えている業界・会社があるのであればインターンに行っておくと役立ちます。

休学中、中退後であってもインターンを受け入れている企業は実はあります。

しかしそういった企業はなかなか普通に調べても出てきません。

むしろこちらからアクションをとっていく必要があります。

気になる会社があれば積極的にインターンの受け入れをお願いしてみるといいでしょう。

その過程で実績をつくったりスキルを身に着けることができれば正社員への採用の際もアピールすることができます。

実際に中退後企業に頼んでインターンとして働き正社員への採用にこぎつけた人もいます。

公務員を目指す

学歴や経歴に左右されず採用試験のみで判断してもらえるという平等性からいえば公務員は非常に良い選択です。

地方公務員などは一定の年齢制限さえクリアできていれば平等に採用のチャンスがあります。

大学院に進学した能力があれば勉強は一定デキる場合が多いので、強みを発揮できるとも言えます。

しっかりと準備を行って、公務員としての採用を目指すのは堅実で賢いですね。

専門学校に入りなおす

就職に直結しやすいスキルを得るという意味では専門学校に入りなおすというのも一考の余地ありです。

金銭的に問題なくて就職したい専門職があるのであれば専門学校で数年学んだ後に就職を目指すというルートを考えてみてもいいかもしれません。

なぜ大学院から専門学校へ来たのかという理由が説明できると就活の際にもスムーズに対策できるでしょう。

専門的なスキルを身に着けるというのはひとつの戦略ですね。

エンジニアを目指す

専門的なスキル、という意味で近年人気なのはITエンジニアですね。

IT業界はエンジニアが不足している傾向にあり、採用されやすいという背景があるため、スキルとして有用です。

プログラミングを学ぶ学校というのも各地で開校されており、学びやすい環境も整っています。

最近はオンラインでプログラミングを学ぶスクールもありますね。

例えばTechAcademy [テックアカデミー]なんかが挙げられますね。

テックアカデミーは有名なので聞いたことのある方もいるかもしれません。

実際にこうしたスクールを活用して未経験からプログラミングを学んで就職までこぎつけた人も数多くいます。

現実的にエンジニアを目指すのは良い選択肢なのではないでしょうか。

起業する

そもそも就職ではなく、自分で仕事をつくる、という発想もあります。

要は起業するということです。

今は昔ほど起業に対するハードルは高くなく、起業は考えてみてもいい選択肢です。

やりたいことがある、起業に生かせそうな専門知識・スキルがあるという場合には検討してみるべきでしょうね。

就職活動だけが就職への道ではないんですね。一般的なルートを歩まないのであれば余計に自分なりの行動が求められるでしょうね。一度レールを外れるともう駄目だと感じてしまうこともあるかもしれませんが、意外と挽回の機会はあるわけです。

居場所を変えるという選択肢

人間の行動パターンは居る場所によって決まっている部分が多分にあります。

居場所を変えてみる、という選択肢もありかもしれませんよ。

旅に出る

旅に出ると人生観が変わるなんて言う人もいます。

人生観が変わるかは分かりませんが、特にやりたいこともないというような状況なら旅に出るというのもいいかもしれません。

地方に移住する

ここ何年かで盛り上がっている地方移住。

境遇の変化を機に地方へ移住してみるというのもいいかもしれません。

地方は生活コストが低いのでお金ばかりに囚われずに生活できるという利点があります。

もちろんどこに移住するかにもよりますが、のんびりと暮らせる場所もあればそれなりに街の地域もあります。

自分と相性がよさそうだと思う地域に移住してみるのもいいでしょう。

個人的には場所を変える、というのは何かのきっかけには非常に有効だと思っています。居場所を変えてみると見えるものが変わるかもしれませんよ。

私は休学して就職して地方に移住しました

私自身、院生時代には「もう大学院を辞めたい」と何度も思い、いろいろと思い悩んで進んできました。

限界を感じた私はとりあえず今いる場所を離れようと考え、一人でアジアを放浪したり、以前から気になっていた日本各地の団体を巡ったりしました。

もともと日本のローカルな動きに興味があったので、地方をよく訪れていました。

そんな中で高知県で出会った団体からご縁がつながり、最終的には仕事が決まりました。

そんなわけでド田舎に移住して日々やりたいことに近い仕事をしています。

 

中退を考えていたころ、はじめは何もかもに打ちひしがれていましたが、どんな場所にも道はあります。

その時の自分には見えてない道があるんです。

だから道は一つじゃないと信じて、視野を広げていくのが大事だと思います。

悩んでいるときは尊敬できる人に会ってみるのがオススメ 

そんな私の経験から言えるのは「悩んでいるときはとにかく尊敬できる人に会ってみよう」ということです。

できればあなたの境遇に理解を示してくれる人。

普段会う人から受ける影響は甚大です。

今はインターネットのおかげで、会いたいと思った人にコンタクトをとることができる時代です。

意外と自分が思っている以上に会えたりやり取りしたりできるものです。

まとめ:最後は結局本気でやらないとどれを選んでも変わらない

さていかがだったでしょうか。

中退というものを考えたときは視野が狭くなりがちですが、実はいろんな選択肢が広がっています。

決して絶望する必要はないわけです。

しかし一方で、どの道を選ぶにせよ、本気でやらなければ何一つ身につかない、結局何も変わらない、ということも間違いない事実です。

この記事をみて何かやってみようと思われたのであれば、ぜひ今すぐできることを何か一つやってみてもらえるといいかなと思います。