海外旅行の楽しみといえば現地でしか食べられないオリジナルなグルメの数々。
そしてマレーシアのローカルグルメといえば何と言っても「マレー料理」!
大都会のクアラルンプールにはマレー料理の名店と言われるお店がいくつもあり、観光客にとっては見逃せないお店が目白押しです。
私は家族がクアラルンプールに3年ほど住んでいるのですが、そんな現地在住者がおすすめするレストランに連れて行ってもらいました。
そのラインナップが素晴らしく、なかでも3つのお店が美味しすぎたのでマレー料理レストランをお探しの方向けに情報をシェアしようと思います。
この3つは本気で外れがないのでぜひトライしてみてください!
マレー料理について
まずはマレー料理についての基礎知識を知っておきましょう。
そもそもマレー料理とは
そもそもマレー料理ってどういうものか皆さんご存知ですか?
実はこれ、一言で言うのはめっちゃ難しいんです!
なぜなら、マレーシア国内には大きく分けて3つの民族が共存しているのですが、それぞれの民族に独自の料理があり、互いに影響を与えあって出来ているのがマレー料理だからなんです。
3つの民族からの影響
マレーシアに住む民族は大きく分けて3つ。
人口の60%以上を占めるマレー系、3割程度を占める中華系、10%ほどのインド系。
互いに独自の文化を持つ3つの民族がひとつの国で共存している多民族国家なんですね。
マレー料理と行った場合、マレー系の民族の料理を主に指すことも多いですが、歴史のなかで互いに影響を受けあっているので純粋にマレー系民族オリジナルの料理を探すことはあまり意味をなさないのかなと思います。
一言でマレー料理と言ってもそれぞれにスタイルがあるため、その違いを楽しむのもマレー料理の楽しみのひとつと言えるでしょう。
1.ビジャン(bijan)
それではココからは具体的にオススメのお店を見ていきましょう!
まず最初に紹介するのは、ビジャン(bijan)です。
モダンで落ち着いたデザインの店舗がおしゃれ
店の外観はシックな色合いでまとめられつつもエスニックな要素も残しており、観光客にも喜ばれる感じかなと思います。
店内は落ち着いた証明で雰囲気良くインテリアもまとめられています。
品が良くておしゃれなイメージですね。
とんぼをデザインした装飾が多く、何かしらコンセプトがそういうものなのかもしれません。
ちなみに客層としては欧米系の方が結構多くて、6〜7割くらいはアジア人ではない感じでした。
野外テラス席もあり、こちらもすごくいい雰囲気でした。
メニューはこんな感じのデザインで、結構かわいい。
お店のオリジナルグッズとかも売られていたりしたので、このデザイン人気なんでしょうね〜
いざ実食!洗練されたマレー料理に感動!
料理名が難しくて覚えられない(おい!)のに加えて、メニューの写真を撮り忘れるという失態を犯してしまったのですが、特に印象に残っているのは上の料理とか下の「Rendung Kambing」ですね〜
羊肉?のココナッツ煮込みみたいな感じです。
かなりスパイシーなのですが、ご飯にあう!
マレーシアの一般的な家庭料理なんだとか。
こちらはマンゴーサラダといってたかな。
マンゴーと言ってもサラダ用のマンゴーらしく、しゃきしゃきした食感で甘くはありません。
味付けはこちらもスパイシーです。
繁華街から徒歩すぐの好立地
ビジャンは有名な繁華街Bukit Bintangのすぐそばにあるお店。
中心部ど真ん中にあるのでアクセスもしやすく立地が素晴らしい。
行って絶対損はないお店です!
2.オールドチャイナカフェ(Old China Cafe)
お次に紹介するのはチャイナタウンの中にある「オールドチャイナカフェ」。
結構有名店なのでご存じの方も多いかもしれません。
知らなければオープンしているのかわからないような外観ですが、よくよく見ると味がありますね〜
歴史を感じる内装
店内に入ると一気にぐっと趣ある雰囲気に飲み込まれます。
「オールドチャイナ」という店名を関しているだけあって、昔ながらのチャイナタウンの雰囲気を残しているようです。
ローカルの人から観光客まで幅広い方が来店しています。
平日のランチタイムですが、席はほぼ満席。
人数が多いと円テーブルに通してもらえます。
メニューがおしゃれ!
メニューはなかなか力が入っていて、カッコイイデザインになっています。
お店の歴史を記しているページも有り、それを読むだけでも結構楽しめます。
いざ実食!「ニョニャ料理」が絶品
オールドチャイナカフェは「ニョニャ料理」を出すことでも有名です。
ニョニャ料理とはマレー系の料理と中華系の料理が融合した、マレーシア独自の発展を遂げた料理のこと。
これがめちゃくちゃ美味しいんです。
ライスと一緒に混ぜながらスパイスの効いたおかずを食べるのが満足度高いです。
ここも本気で訪れて欲しいお店です。ぜひランチにでも!
3.客家飯店(Hakka)
クアラルンプールの中心部、高層ビル群が立ち並ぶ中に位置する「Hakka」。
中華系の料理が中心ですが、やはりマレー料理の影響を受けているメニューも多々あります。
豪華なテラス席がおしゃれ
テラス席がとても広くて豪華でよく知られています。
ぶら下げられたイルミネーションが印象的で、写真でもよく見ますね。
しかし屋内の席も実はあって席数もかなり多いので、暑さが苦手な人なんかは屋内を指定しておくといいでしょう。
中華系の色が濃い料理がうますぎる
かなり中華色の濃い料理の数々ですが、相当レベル高いです。
特に上の豚の角煮と蒸しパンの付け合せのセットが個人的には気に入りました。
角煮がほろほろで蒸しパンのモチモチ感と良く合って、いくらでも食べられそうです。
揚げ茄子とピリ辛のタレを和えた料理。
豆腐のあんかけ、とでもいう料理。
辛くないのがもはや珍しいw
ほっこりします。
この蒸し鶏は味付けがしっかりしていて、ご飯と一緒に食べたくなる感じ。
空芯菜?の炒め物。想像以上にスパイスが効いていてびっくりしますが、それがまた癖になる…!
まとめ
クアラルンプールに来たら一度は食べておきたいマレー料理。
一口にマレー料理と言ってもマレー文化オリジナルの要素が強いものから、中華系料理の影響を色濃く受けているものまで、その内実は非常に多様です。
独自の発展を遂げているものが多いので、違いを楽しみながら味わうとよりマレーシアという国を良く理解できるかもしれません。
ぜひ自分の好みに合うものを探してみてくださいね。