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就活お金かかりすぎ問題。交通費にクレジットカード使いすぎて地獄を見た、愚かだった私の体験談。

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学生にとって就活をすればするほど過酷になっていくのは「貯金額」との戦い。

就活というとメンタル面での大変さがよく言及されますが、それと同じくらい大きな問題なのが「お金」ですよね…

スーツや革靴などを購入するための最低限の出費だけではなく、説明会や面接などに向かうための交通費、遠方からの場合は滞在費など、就活にかかるお金は多岐にわたります。

就活で貯金を使い果たす学生もわりと多いのだとか…

実をいうと私もそんな学生の一人でした。

クレジットカードを使っているうちに知らず知らず貯金額を上回る額を使ってしまい、就活後に地獄を見ました。

今回はそんな私の失敗をもとに見つけた「出費を抑えながら満足のいく就活を行う方法」をお伝えしたいと思います。

現在就活中の人やこれから就活をする人は、ぜひ私の失敗を活かしてください…!!

 

私の失敗談。内定が出ない焦りで鈍った判断力

まずは私の失敗談を簡単にお話したいと思います。

今から思えば未熟な失敗であり恥ずかしい限りなのですが、誰かの参考になると信じて晒していきます…!

 

私は学生時代、北海道札幌市に住んでいました。

人生で一度は東京に住んでみたかったのと、その当時気になっていた人が東京にいたことから、卒業後は東京で就職したいと考えていたため、東京の企業に絞って就活を行っていました。

(そんな動機でいいのかよ!)

はじめは大学内で開催される説明会とかに行っていたのですが、しだいに東京で開催される企業ごとの個別の説明会に行ったり面接に行ったりするようになり、東京を訪れる機会が増えました。

最初の数回は正直多少は観光気分で楽しんでいました。(久々の都会楽しい!)

しかし4回目くらいになってくると研究と就活との板挟みの毎日にかなり消耗し始めてきます。

それでも割りとトントン拍子で面接が進むことが多く、最終面接まで行くこともなかなか多かったです。

しかしそこでなぜか「最終面接まで行っては落ちる」ということが3、4社ほど連続で起こり、さすがに精神的に参りました。

おそらく私はポイントは抑えているのに最後の最後でその会社でなければいけない理由がなかったんだと思います。

結局私の就活はもつれにもつれ、3月解禁だったにも関わらず7月の終わりごろまで内定をゲットできず、やっとこさ一社から内定をもらったのはセミも夏バテするような8月のことでした。

結局合計で軽く十数往復はしていたように記憶しています。

 

ここで札幌から東京へ一回行くとおおよそいくらかかるのを見てみると…

  • 航空券はLCCを取ると片道5000円〜8000円程度で取ることができたので往復で10000円〜15000円程度。
  • 各空港と駅の間の電車賃や細かな移動でおおよそ5000円。
  • 食費などはかなり節約して3000円程度。
  • 書類印刷などその他雑費で2000円程度。
  • 宿が必要になったときはネカフェやカプセルホテルで我慢しても3000円程度。

以上のような感じで、どんなに節約しても20000円〜25000円はかかります。

一回に数日間滞在していたときもあるのでそういう場合は30000円くらいかかっていたでしょうか。

これを十数回繰り返していたとなると、一体いくらかかったのか、簡単な計算ですよね…

なかなかの額です…

 

当時は研究と就活の僅かな間をぬって居酒屋のアルバイトをしていましたが、どんなに頑張っても月に5万円ほどが限界でした。

一ヶ月かけて稼いだバイト代が2回程度就活にいけば雲散霧消してしまうわけです。

生活費にも手を付け、にっちもさっちも行かなくなったところでついにクレジットカードに手を出してしまいました。

なんとしても内定をゲットしなければと焦っていた私は返済能力を超えるような額をいとも簡単にサクッと使ってしまいます。

そうして就活後に地獄を見ることになったわけです。

 

今から考えれば世の中にある多様な就活サービスを理解していればもっとうまくやることはできたはずでした。

そうじゃなくても最悪、一時的に家族に借りるとかいろいろやり方はあったはずなのです。

しかしそんなことを検討するような余裕すらなく、切羽詰まっていました。

生活習慣も結構ボロボロで、逆に良く内定を得ることが出来たなあ、と思うくらいです。

お金がどんどん目減りしていくプレッシャー、内定が得られない焦り、研究が進まない苛立ち、そんなものが混ざりあってひどい状態を引き起こしてしまったのでした。

就活に関するお金のデータ

もしかしたら私のようなことにはならない、と思っている方もいるかもしれません。

ではここで就活に関するお金のデータを見てみましょう。

果たして私は例外的なのか…?

平均いくらかかるのか

統計的に正確だと言い切れるデータはなかなかないのですが、大手就活関連会社などが実施したアンケートを幾つか照らし合わせて見てみると、全国の学生の平均で

約16万円

という値がかなり正しそうな数字と言えそうです。

これは都心部の学生も四国や九州の学生もひっくるめての値なので、実際にはもっと安い人も高い人も数多くいるはずですが、平均してもこれくらいにはなるんですね…!

長引くと予想以上の出費になることもあります…

地方学生の就活費は都市圏の1.5倍!?

例えば東京本社の企業となれば役員面接や最終面接は東京でしか実施されないこともあり、地方の学生は必然的に就活にかかるお金が高くなる傾向があります。

ベンチャー企業などもそもそも東京でしか採用活動やってない、みたいな会社もあります。

そういう会社を志望している場合、東京まで出向かなければそもそも同じ土俵に立てません。

そんな現状からか、遠方になれば20万、30万程度をかけている人は割りとザラ、中には40万以上かけている人もいるようです。

どこまでを地方学生と呼ぶかにもよりますが概ね、地方学生は都市圏の学生に比べ就活にかかるお金は1.5倍以上、というのが定説になっています。

交通費・宿泊費支給の企業の割合

リクルートの運営する「就職ジャーナル」内の記事「人事1304人に聞いた 「面接や会社説明会で交通費や宿泊費を支給することはある?」【人事のホンネ】」によると、

面接や説明会で交通費、宿泊費を支給することのある企業の割合は、

  • 支給することがある・・・36.4%
  • 支給することはない・・・63.6%

と全く支給しない企業が六割以上を占めています。

さらに支給すると答えた企業でも

そのうちの60%の企業は「最終面接」の段階のみでの支給となっています。

基本的には交通費、宿泊費は自己負担なのだ、という現状の就活の様子がよくわかりますね。

支出の項目はこんな感じ

全くのゼロから準備する場合、就活全体ではかなり多くの支出項目が考えられます。

  • スーツ、カバン、靴など購入費
  • 交通費
  • 宿泊費
  • 飲食代
  • 証明写真撮影
  • 書類印刷
  • 美容室代

スーツなどは高くないものでも軽く数万円はしますし、カバンや靴もある程度しっかりしたものを持っておきたいとなると、それだけでもかなりの出費です。

サクッと内定が出てしまえば交通費などは少なくて済みますが、長引けば長引くほど高くなってしまうというのはなんとも辛い現実です…。

お金が足りない学生は戦略が命

ここまで見ていただけばわかるように、地方学生で都市圏の就職を考えている場合、就活には学生が簡単に払えるような額ではないお金がかかってきます。

一般的な就活のやり方に沿って就職活動を行うのであれば、これは避けられません。

じゃあどうすればいいのかというと、戦略が大事になってくるわけです。

ではどういう戦略が考えられるかというと

  1. 一回あたりの費用を抑える
  2. 行く回数を減らす

のどちらかが基本になってきます。

多分多くの学生が行っているのは1の「一回あたりの費用を抑える」でしょう。

費用を抑える工夫は大事、しかしどんなに工夫しても…

一回あたりの費用を抑える方法としては、

  • 安い交通手段を使う(新幹線ではなく夜行バス、みたいな)
  • 安い宿泊先を確保する(ビジネスホテルではなくネカフェ、など)

は誰もが考えつくところで、みんなこれを必死に頑張っています。

確かにこれは大事です。

一回あたり2〜3割程度費用を削減できると思います。

しかし費用を削減する代わりに一回あたりのクオリティーを下げかねない方法なので、逆に行く回数が増えてしまう恐れもあります。

どれだけ費用を抑える工夫をしたところで、本来の目的が疎かになってしまいかねないのは本末転倒ですよね…。

企業が一部負担してくれることもあるが…

企業によっては面接などは交通費を負担してくれる会社もあります。

特に大手企業なら例えば一次面接から全額出してくれたりとかなり充実した補助を受けられたりします。

中小企業でも最終面接は一部補助、というのはかなり多いです。

こういった補助をうまく使って交通費を減らすという方法も就活生の間ではよく語られることです。

もちろんその企業に心から行きたかった場合はとても良いのですが、補助を目当てに受けるというのが本当に費用対効果が高いのかはよく考えるべきかなあとは思います。

準備の時間とか諸々考えたら、どうなんだろう…?

僕らはもう、そもそもの方法論を見直すべきだ

さてここに来て「そもそも論」になるのですが、私は正直既存の就活のやり方がそもそもあまりに非効率的だと考えています。

ここで言う既存の就活というのは

「学生が大手就活サイトからよくわかりもしない企業を見つけて、わざわざ時間とお金をかけて出向いて、情報量の少ない面接という場を別日程で何度も行い、やっとこさ決定権を持つ人と面接して合否を決める」

というやり方の就活のことです。

ここにはあまりにも時間とお金のムダが存在します。

もっと事前にお互いにコミュニケーションが取れていれば、もっと早く最終意思決定者と話すことができていれば、こんなにコストをかけなくていいはずじゃないでしょうか??

僕らはもう、就活のやり方をアップデートするタイミングに来ているはずです。

そして企業の側もそんなことに気づいている会社が増え始めています。

こんなのあるの!?効率的な就活の方法を知ろう

とにかく必死に就活をすることだけにとらわれていると、他の方法に目が向かないものですが、実は既存の就活とは大きく違う、新しい就活の方法というのがいくつも現れ始めているのです。

ここでは2つの新しい就活の方法をご紹介したいと思います。

正直自分が就活生のときに知りたかった…

社長と会える!交通費支給の合同説明会

説明会と言えば普通は人事担当者が来て説明をして終わり、みたいなものが多い中、最終的な合否を決める経営層の人間と実際に話すことのできる説明会があります。

MeetsCompany(ミーツカンパニー) というサービスなのですが、社長などの決定権を持った人のみが参加する合同説明会を各地で開催しています。

それだけでもすごいのですが、なんと地方の学生には交通費が支給されるイベントもあります。

基本的な開催地は東京、大阪、名古屋、福岡、北海道等なのですが、全ての日程ではないにせよ一部の日程では地方学生は交通費を受け取ることができます。

  • 決定権を持つ人のみが参加
  • 地方学生は交通費を受け取ることが可能

まさにこれまでの就活の問題点をカバーしていますよね…!

即日内定が出ることもあるとのことで、下手な説明会に参加するよりよっぽど可能性に満ちていると思います。

スカウト型の就活支援サービス

いわゆる大手の就活サイトというのは一覧で企業が載っていて学生から応募をするのが基本の流れですよね。

しかし最近、就活界隈で熱い注目を浴びているのが「スカウト型」の就活サイトなんです。

スカウト型というのは学生がプロフィールや選考の状況を載せておくことで、企業の側から「ウチで働きませんか?」とオファーが来るシステムです。

普通面接の場で初めてお互いの情報をやり取りして選考が進んでいきますが、スカウト型だと企業が会社と相性が良いと感じた場合にのみ選考がスタートするので、そもそものスタート地点が全く違います。

超効率的です。

いくつか新卒向けのスカウト型就活サイトってあるのですが、特にイチオシなのは「キミスカ 」です。

キミスカは企業からオファーが来るのはもちろんのこと、希望すれば企業での人事経験のある就職コンサルタントがES添削から面接対策までアドバイスをくれるシステムが整っています。

登録さえしておけば特別オファーがもらえる可能性があるので、とりあえず登録しておいて損はないですね。

まとめ

本文中で何度も述べていますが、現状の就活の仕組みはあまりに無駄が多く、学生の負担を過剰に引き上げていると思います。

しかし企業の側もそれに気づき始め、MeetsCompanyやキミスカなどのような新たな就活サイトも登場しています。

今はこうした新しい就活の方法を自分次第で選べる時代なわけです。

使わない手はないと個人的には思っています。

ぜひ積極的に活用してみてください。