以前、敦賀に所要があり行ってきたのですが、その際に本町の商店街を訪れました。
ここは割りと有名な「シャッター商店街」らしく、実際に訪れてみても確かに殆どのお店のシャッターが閉じている状況でした。
商店街の規模はかなり大きいだけに、その大きさと商店街の廃れ具合の対比が、より一層まちの寂しさを増長している感じで…
もともとはすごく賑わっていた商店街なんでしょうね…
しかし!そんな商店街にありながら、異質と言っていいほどオシャレで素敵な珈琲屋さんがあったので、今回はそのお店を紹介したいと思います。
そのお店は「新田珈琲(nitta coffee)」です!
シャッター商店街の真ん中あたり
新田珈琲は商店街のおおよそ真ん中あたりに位置しています。
日本三大鳥居を構える「気比神社」からは徒歩で約5分ほどの場所です。
お店の前の商店街はずーっとこんな感じ。
まさにシャッター街ですが、ほんとうにこんなところに珈琲店があるのか、不安がよぎります。
不安を押し殺して歩いていくと…突然お店が現れます。
1940年創業の老舗珈琲店
お店の入り口に到着すると、商店街とのギャップに驚かされます。
一面のガラス張りに木製のドア、品のいいロゴがふいに現れます。
知らずに通りがかったとしても思わず足をとめてしまうようなおしゃれさです。
看板が立っていたのでそこに書かれていることを読んでみると、基本的には「自家焙煎珈琲豆の販売」を行っているお店みたいです。
でもその場でコーヒーを入れてもらうこともでき、テイクアウトなんかも出来るのだとか。
驚いたのは、創業が1940年だということ。相当な老舗珈琲店です。
きっと敦賀の人々に愛されてきたコーヒーなのでしょう。
期待が高まります。
いざ店内へ。落ち着いた店内でこだわりの珈琲豆を選ぼう
それではいざ店内を覗いてみましょう!
落ち着いた音楽が流れ、程よく落とされた照明が、外の世界とは別の世界であることを印象づけます。
一番に目を奪われるのは縦に長い大きなカウンター。
様々な種類の焙煎豆が並べられており、カウンター内では店主さんが作業中。
ハンドドリップやエスプレッソが使われる様子を目前で見ることができます。
様々な器具が並ぶ様はコーヒー好きにはたまりません。
様々な自家焙煎豆が並ぶ店内が楽しすぎる
瓶詰めされたシングルオリジン系のコーヒー豆たち。
この日はエチオピアやケニア、グアテマラの豆が並びます。
オリジナルブレンドはケースに入れて販売されていました。
それぞれに詳しい説明がついているのでそんなに詳しくない人でも安心して購入できます。
店主の方もとても親切なので「こういうふうに飲みたいのですが」と尋ねれば教えて下さいますよ。
物販スペースも要チェック!
物販スペースには敦賀各地の名所をイメージした新田珈琲のオリジナルブレンドが販売されています。
これ、敦賀土産にめちゃくちゃ良いですよ!!!!!
なかなかおしゃれな敦賀土産ってないと思うんですよね。
名所の名称がそれぞれに入っているのが、とっても素敵です。
色んな大きさがあります。ギフトセットもありますね。
全然関係ないですが、店内でサンタが壁を登ってました。
遊び心満載で、かわいいですね。笑
奥には作業場が!ガラス張りがおしゃれ
奥にはお店の作業場らしきスペースがあります。
ここで生豆の焙煎などを行っているのでしょう。
店舗スペースとの仕切りがガラス戸になっていて、中の様子が見えるのがまたおしゃれです…!
テイクアウトも可能!数席は座席もあり
会計カウンターのところには珈琲豆ごとのテイストの表とともにコーヒーをその場で出してもらってテイクアウトする際の値段も表記されていました。
その日の気分に合わせて味をセレクトして、コーヒーを片手に散策するのも良いかもしれませんね。
エントランス横には4席程度のカウンター席もありました。
ほっと一息つくのにちょうど良いですね〜
敦賀に来たら訪れたい名珈琲店
というわけで新田珈琲、敦賀で大好きなお店のひとつになりました。
シャッター街で異彩を放つお店として覚えておいて損はないと思いますよ!
敦賀土産を探す際にもめちゃくちゃおすすめです!
ぜひみなさんも訪れてみてくださいね〜
追記:焙煎豆を買ってみた!
※2019.01.19追記
後日再訪した際に、自家焙煎のコーヒー豆を購入してみました!
この日はイエメンのコーヒー豆がありました。
モカと言われればコーヒー豆の代表的なブランドですが、実はモカというのはイエメンの地名であり、モカ港(モカマタリ)のことなんです。
意外と知られていませんが、イエメンというのはコーヒーのルーツの地で、モカ港から世界中にコーヒーが広まり、今に至るコーヒー文化が世界に根付いていったのだとか。
なんとこの豆を買ったら、そんなことまで教えていただけました(なんと解説の紙つきで!!)。
親切すぎてびっくりです。
福井県のコーヒー好きに支持されるカフェには、それだけの理由があったのでした。