爽やかな一日の始まりに、仕事終わりの癒やしのひとときに、友人との他愛のない休日に、時には夜中の作業のお供に…コーヒーは生活の様々な場面に欠かせない飲み物です。
毎日必ずコーヒーを味わうという生粋のコーヒーラバーもいるでしょう。
何を隠そう、私も日々コーヒーを愛飲しており、ツイッターではここのところコーヒーのことばかりつぶやいてフォロワーの皆さんに呆れられているのではないかと思います…笑
名古屋大須商店街のKANNON COFFEEで買った「マンデリン リントン スペシャル」。マンデリンらしいミルキーなコクと適度な酸味が絶妙。後味のフルーティさが爽やか。これ好きやな〜 pic.twitter.com/3nVC09SkZB
— のっさん (@nosaka_muscle) 2018年6月12日
今朝のコーヒーはMORIHIKO&THE ALTERNATIVEのオーガニックストレート(ウガンダ)。
— のっさん (@nosaka_muscle) 2018年4月21日
酸味が爽やかで初夏くらいに合いそう。 pic.twitter.com/NvZIq5P2aw
今朝のコーヒーは森彦の名物とも言える「深モカ」。この焙煎豆の美しさよ…。モカは深煎りするとダメになる銘柄が多い中このエチオピア産モカは個性が引きたつのだとか。チョコのような香りとともにふわっと広がる苦さとフルーティさが最高。これは飲むべきコーヒー。 pic.twitter.com/3oW9mIdTF8
— のっさん (@nosaka_muscle) 2018年4月23日
さて、そんな我々の日々に欠かせないコーヒーだからこそ時には高級なコーヒーで贅沢してみたいときもあるのではないでしょうか?
特に私のようなコーヒーラバーにとっては高級コーヒーは憧れの逸品。
というわけで今回はコーヒー好きにはたまらない高級コーヒーを詳細にまとめていきたいと思います。
コーヒー好きのあの人への贈り物や、頑張る自分へのご褒美に一度買ってみてはいかがでしょうか。
コーヒーを本気で選ぶなら覚えておきたい最低限の知識
早速コーヒーの品種をご紹介しても良いのですが、もしも本気で良いものを選びたいのであれば最低限覚えておきたいコーヒーについての最低限の知識を最初に記しておきたいと思います。
スペシャルティコーヒー
コーヒー豆の生産からカップでの提供までの一連の工程において、品質の管理が行われているものをスペシャルティコーヒーと呼びます。
このスペシャルティコーヒーは販売されるコーヒーの上位0.5%程度のみにとどまり、 その品質の高さがよくわかります。
そもそもは経済成長に伴う大量生産・大量消費の流れで量と低価格が至上命題となっていたコーヒー業界への反省から、素晴らしい品質のものにはそれ相応の対価をきちんと支払うという考えからスペシャルティコーヒーの概念が提唱されたのだとか。
スペシャルティコーヒーの高級さは逆に言えばきちんとした取引が行われていることの証なのです。
ちなみにスペシャルティコーヒーの下にもランクがあり、順に「プレミアムコーヒー」「コモディティコーヒー」「規格以下コーヒー」となっています。
プレミアムコーヒーなどはよく聞きますが、実はスペシャルティコーヒーの下のランクなんですね。
アラビカ種・ロブスタ種
コーヒー豆にも幾つかの品種がありますが、2大品種と言われるのが「アラビカ種」と「ロブスタ種」です。
基本的にはアラビカ種(およびその派生種)が高級なコーヒーに使われることが多いですね。
アラビカ種
アラビカ種は世界のコーヒー生産の70%を占める種で、通常のレギュラーコーヒーと言えばこの種を指します。
香りに優れ、上品な酸味を持っていることから人気となっているんですね。
しかし栽培が難しく、技術を要することが知られています。
後に紹介するゲイシャ種などはこのアラビカ種の派生品種になります。
ロブスタ種
ロブスタ種は世界のコーヒーのおよそ30%の生産を占めており、病気や害虫に強いうえ実を多量につけるという特徴があります。
苦味が強く酸味はほとんどない豆となっており、独特のワイルドな風味を好む人もいるのだとか。
シングルオリジン
シングルオリジンとは簡単に言えば「1つのエリアで取れた同一品種のコーヒー豆のみをつかっている」コーヒーのことです。
この”エリア”をさらに細分化して「農場単位」で捉えたものを「シングルエステートコーヒー」と言ったりもします。
同一農園での豆のみを使っているコーヒーには「〇〇農園」の記載がある場合が多いですね。
反対に複数の豆が混ざっているものは「ブレンドコーヒー」と呼ばれるわけです。
実はシングルエステートをさらにさらに細かく分けて、農場の中でも特定の場所でのみ栽培されたものを使っているものは「マイクロロットコーヒー」と分類することも。
ここまでいくとかなりマニアックな世界ですね…笑
コーヒー豆はワインのように同じ品種でも栽培条件によって大きく味わいが変わるためこうした細かな分類が行われるようになったのです。
ナチュラルとウォッシュド
こちらはコーヒー豆の精製方法の違いを表している用語になります。
厳密には他にもいくつかの方法があるのですが、ココでは代表的な2つを取り上げます。
ナチュラル
非水洗処理方法とも言われます。水で洗わない精製方法なわけですね。
収穫したコーヒーの果実をそのまま乾燥させてその後脱穀機にかけて生豆を取り出します。
独特の風味が出る一方で、均一の品質を保つのが難しく異物が混入しやすい欠点もあります。
お米で例えると「玄米」のようなイメージ。
ウォッシュド
水洗処理方式とも言われる、水で洗って処理するタイプになります。
収穫後果肉を除去し、その際に出るヌルヌルした粘液質を水で洗い流した後、乾燥・脱穀の工程を踏んで生豆が出来上がります。
均一な品質のコーヒーができやすく、きれいな生豆を生産できる一方で、設備が整っていないと難しく環境への負荷もあると言われます。
お米で例えると「白米」のようなイメージ。
「希少さ」でみる高級コーヒー
それではここからは具体的な高級コーヒーの品種を見ていきます。
コーヒーの場合、高級さは味や品質はもちろんのこと、その品種が希少であることも高級さに大きく関わってきます。
基本的には「高級=希少」と考えて良いでしょう(希少でも栽培が続けられるのはそれだけ味わいが魅力的であるからともいえます)。
ここでは順を追うに従って希少さが増していく(=より高級なブランドとなる)ように並べてみました。
※希少さには様々な評価基準があり、同じ品種でも豆の状態によっても評価が異なりますが、ここでは一般論を述べていきます。
ブルーマウンテンNo.1
ブルーマウンテンは言わずと知れたコーヒー豆の有名ブランド。
市販のコーヒーでもよく見かける名前ですが、一口にブルーマウンテンといっても実はNo.1〜No.3までの等級が設定されており、このNo.1等級のものが高級コーヒーとして認められているわけです。
ジャマイカにはブルーマウンテンを認定する厳しい規格があり、選別されNo.1の等級を得られるのはごく一部の選ばれた豆だけなんです。
味としては日本人に好まれやすいやや抑えめの酸味に深い苦味とコク、そして甘みを備えた風味となっており、気品ある上品な香りが特徴的です(もちろん焙煎具合によって異なりますが)。
広く日本人が好む味わいとなっているので迷ったらブルーマウンテンNo.1と言ってもいいかもしれません。
ハワイ コナ
ブルーマウンテンと並び称されることもあるハワイ島南西部コナ地区でのみ生産されるコーヒーです。
(コナ、ブルーマウンテン、キリマンジャロで世界3大コーヒーと言われたりもします。しかしコナは世界全体の生産量のわずか1%しか生産されていない、貴重なもの。)
コナ地区は火山が作る豊かな土壌を始め、雨量や日照時間、標高などの数々の条件が揃いコーヒー豆栽培の理想的な場所となっています。
嫌味のない柔らかな酸味を持ち甘い香りでスッキリ爽やかな味わいが特徴です。
パナマ・ゲイシャ
ゲイシャと聞くと芸者という日本語を想像してしまいますが、実のところ全く関係なくゲイシャというのはエチオピア南西部の地域の名前となります。
ゲイシャ種はこの地域が原産のコーヒー豆なんです。
現在はパナマで主に栽培されており、その生産量の少なさから「幻のコーヒー」と呼ばれることもあるのだとか。
コーヒー豆は農園単位で品質を考えることが多く、農園の名前を冠するものも見受けられます。
パナマ・ゲイシャであればエスメラルダ農園やアウロマール農園のものが高い品質のものとして知られています。
パナマ・ゲイシャはフローラルで華やかな香りが特徴的なコーヒーで、苦味が控えめなため比較的飲みやすいと言われています。
後味に甘みが残るなど、紅茶好きの方などでも好きになれるような味わいです。
コピ・ルアク
映画「かもめ食堂」や「最高の人生の見つけ方」にも登場したことがあるので名前を聞いたことのある方も多いかもしれません。
その特徴は何と言っても製法の珍しさ。
なんとジャコウネコと呼ばれるネコのフンから消化されずに残った豆を回収してコーヒーにしているんです。
一体なぜそんな豆を使うのかというと、ジャコウネコの腸内の消化酵素や腸内細菌の働きによって独自の発酵が行われ、独特の香味が加わるからなのです。
もととなるコーヒーの実によって大きく味が変わることが知られています。
インドネシアで取れるものを「コピ・ルアック」と言います(フィリピンで採取するものは「カペ・アラミド」という)。
ロブスタ種
ロブスタ種の特徴である苦味が強くワイルドな味わいが発酵によって若干マイルドになり奥行きのある味となっています。
その独特の味わいと香りの高さから癖になるようなコーヒーと言えるでしょう。
アラビカ種
ロブスタ種と比べるとクリアな味わいとなり、奥行きのある風味をよりダイレクトに感じます。
香ばしいような香りが特徴的で、人によっては麦茶のような香りと例える方もいます。
カペ・アラミド
上で紹介したコピ・ルアックと製法は同じでジャコウネコのフンから未消化のコーヒー豆を回収し、きれいに洗浄した豆を使った世にも珍しいコーヒーです。
フィリピンで採集したものをカペ・アラミドといい、インドネシア産のものはコピ・ルアックと呼称されます。
インドネシア産のコピ・ルアックよりも希少価値が高いと言われます。
なぜなら基本的にはカペ・アラミドは天然モノだからです。
野生に生きているジャコウネコのフンを探し出して未消化の豆を見つけるというかなりの手間をかけているんですね。
世界一高価なコーヒー豆と言われる理由も納得です。
ブラック・アイボリー
数ある高級コーヒーの中でも最も希少と言われるいわば「高級コーヒー界の王様」といえば「ブラック・アイボリー」と呼ばれるこちらのコーヒー。
一体何がそんなに珍しいのかというと、こちらはなんとなんと「ゾウのフン」から未消化のコーヒー豆を採取しきれいに洗浄したものを使ったコーヒーなのです!!
コピ・ルアックやカペ・アラミドはジャコウネコでしたが、これはゾウ!!
世界広しと言えども、象のフンからコーヒーを作ろうという発想が産まれてくるとは…いやはや人間の食への探究心は恐ろしいものが有ります。
ゾウの消化酵素によってじっくりとタンパク質が分解されることにより、苦味が除去され独特のフレーバーを持つのです。
なんと33キロのコーヒーの実を食べさせて1キロしか収穫できないのだとか…!
そりゃ希少ですよね。
ゾウが食べたバナナなどのフルーツと一緒に長時間熟成されるためフルーツのフレーバーがあるようです。
これは人生で一度は飲んでみたい…!!
コーヒー好きに贈りたい!高級コーヒーのギフト品まとめ
高級コーヒーをコーヒー好きのあの人に贈りたい、という方もいるでしょう。
そんな方のために最後にギフト用の見た目にもおしゃれで美しい高級コーヒーの品々をご紹介しておきたいと思います。
ウフコーヒー コピルアック 70g
高級コーヒーの「コピ・ルアック」を非常に美しく装丁した、ギフトには最高の一品です。
部屋に置いておくだけでインテリアにもなるレベルで素敵です。
高級感もありますし、満足感高いですね。
もちろんコーヒー豆自体のクオリティも高く、完全無農薬で一粒ずつ目視で確認されたものになっています。
Koki's Kopi Luwak Arabica Robusta コピ・ルアック 瓶セット
こちらもコピ・ルアックを使ったギフトセットです。
特徴は同じコピ・ルアックでもアラビカ種とロブスタ種の2種類が入っており、飲み比べができるところ。
これは味の違いまで感じたいコーヒー通には嬉しいセットですね。
瓶入りなのもおしゃれでとてもGOOD!
最高級コーヒー豆 ブラック・アイボリー
最高級コーヒー豆 ブラック・アイボリー(Black Ivory) プレゼントお歳暮 ギフト [並行輸入品]
とにかくコーヒーにこだわりを持っている人であれば、喜ばずにはいられない世界最高級コーヒーの「ブラック・アイボリー」。
こちらはギフトとしても外せません。
ゾウの絵柄も描かれていてブラック・アイボリー感もちゃんと出ていながら、そこまで派手じゃないのが逆に良いですね。
ロクメイコーヒー 世界各地のスペシャルティコーヒー 飲み比べ
結婚式などのきちんとした祝いの席にも十分対応できるセットでギフトとしてレベルが高いのがロクメイコーヒーです。
バリエーションも非常に豊かで、様々な贈り物のシーンにバッチリでしょう。
プレミアム『土居博司セレクション』銘柄3点セット
質の高いコーヒーを提供することで知られる土居珈琲のプレミアムセットです。
デザインが非常にシックでかっこよく、プレゼントにもぴったりです。
まとめ
今回の記事では、世界の「高級コーヒー」と呼ばれるコーヒーについて詳しくまとめてきました。
コーヒー好きにはたまらないブランドばかりでしたね〜
これを読んだだけで少しコーヒーに詳しくなっていただけたのではないでしょうか。笑
普段はなかなか手に入らない高級な逸品ぞろいなので、自分へのご褒美や普段お世話になっている人へのギフト・プレゼントとして買ってみてはいかがでしょうか。
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