「派遣バイト」ってよく聞くけど実際にやってみないと実態がよくわからないものだったりします。
実は私は大学生のころ結構がっつり派遣バイトをしていました。
しかし「派遣」という響きから「未経験者ができるような仕事はないのではないか」とか「なんとなく学生には縁の遠いものに感じてしまう」という人も多いようです。
しかし個人的には大学生にとって派遣バイトというのは実はかなり「都合のいい」バイトなのではないかなーと思っています。
実際私もかなり都合良く使わせてもらいました。笑
そこで今回は派遣バイトというものが実際どういうものなのか、経験者が具体的に語ってみたいと思います!
派遣バイトとは
そもそも派遣バイトとは「派遣会社と雇用契約を結び、派遣会社から指示された仕事先に派遣される形態のアルバイト」です。
通常のアルバイトは実際に自分が働くお店や会社と直接雇用契約を結んで働くことになりますよね。
しかし、派遣バイトは「派遣会社」が間に入っており、働く人が実際に雇用契約を結ぶのは派遣会社になります。
そして派遣会社から仕事を紹介されて、その後職場に実際に出向くことになります。
派遣された後の実際の仕事内容については派遣された先の仕事場で指示されることになっていますが、給料は派遣会社から振り込まれることも派遣先から振り込まれることもあります。
なんとなくイメージがつかめたでしょうか?
さて、これだけ聞いても、特に派遣バイトの一体何が良いのかイマイチわかりませんよね。
そこで次は派遣バイトが通常のアルバイトと違ってどんな利点があるのかを私の体験に基づいて紹介したいと思います。
実は通常のバイトにはない様々なメリットが有るんです!
やってわかった!派遣バイトのメリット
それでは一般的なアルバイトと比べた派遣バイトのメリットを書き出していきたいと思います。
最低1日から。単発の仕事でもOK
(▲「ギガバイト 」公式サイトより)
派遣バイトはいわゆる「単発」の仕事も数多く扱っています。
単発の仕事というのはその日1日(もしくは数日)だけで完結するタイプの短期の仕事です。
例えばイベントスタッフの仕事や倉庫作業などの単純作業の仕事、交通量調査などがありますね。
こうした仕事はその日だけ行けばOKというもので、かなり気楽に働くことができます。
実際この手の案件は結構数も多く、頻繁に募集が行われていたりします。
この日だけ予定空いてるんだよなー、みたいなときにちょうど良いんですよね。
日払いの仕事もあるのでピンチのときありがたい
派遣バイトで扱う仕事の中には「日払い」の仕事もあります。
日払いの仕事とは、仕事をしたその日の分の給料を就業当日に支払ってもらえるものです。
今月どうしてもピンチでやばい、緊急でお金がいるんだけど給料日まで待ってられない、みたいなときには大活躍です。
また派遣会社によっては通常一ヶ月分まとめての支払いのところを、希望すれば早めに支払ってくれるところもあります(もちろん手数料はかかりますが)。
通常のバイトではなかなか融通が効かないところでも、案件次第ですぐに現金を手に入れられるのは派遣バイトの大きな強みですね。
シフトを自分の都合で自由自在に決められる
派遣バイトは色んな案件があるので、それらを組み合わせることでシフトを自由に組み立てることができます。
なかなかお店や職場の都合もあって自由にシフトを決められない、自分のわがままを言いづらいバイトも多い中で気兼ねなく自由にできるバイトはかなり貴重です。
特に急な予定が入りやすい人や、授業やサークルなどの都合で予定が読みづらい人なんかは派遣バイトだと自分の大事にしたいこととバイトを両立しやすいかなと思います。
余計な人間関係に悩まなくていい
派遣バイトは短期の案件が多いので、そうなるとバイト先での余計な人間関係に悩まなくていい、というメリットが有ります。
バイト先では人間関係とかを気にするではなく、気軽に取り組めてきちんとお給料さえ貰えればいい、という人もいるでしょう。
私も大学生当時アルバイトにはあまり人間関係とか求めていなかったので、派遣バイトの良くも悪くもドライな雰囲気というのは性に合っていました。
意外とどんな職場でも人間関係は悩みの種なので、このメリットは大きいように思いますね。
嫌な仕事ならすっぱりやめればいい、後腐れなし!
上の「人間関係に悩まなくていい」という項目とも重なってきますが、派遣バイトなら実際に仕事をしてみて、嫌だなと思ったら次からはその仕事に行かなければいいだけです。
仕事を変えるというのは例えアルバイトであっても結構大変なことですが、派遣バイトはその辺をサクサク変えることができる環境にあります。
もちろんそもそも長期での募集がされている案件ではそういうわけには行きません、単発などの短期の案件であれば、辞めることはかなり楽です。
いろいろ試してみたい人にも良いかもですね〜
やってわかった!派遣バイトのデメリット
もちろん派遣バイトはメリットばかりではありません。
デメリットもちゃんと提示しておきたいと思います。
スキルや技能を身につけることがなかなかできない
最大のデメリットはここかなと思うのですが、派遣バイトは基本的には長期で何かに取り組むわけではないのでスキルや技能を身につけることができないと考えたほうが良いかと思います。
就活などでバイトの経験をアピールしたい人は、派遣バイトをやってもなかなかアピールにつなげづらいのかなと。
どうしても短期や単発の案件だと単純作業系の仕事になってしまうので、時間を切り売りする感じになってしまうのは必然ですね。
単発ばかりだと頻繁に職場が変わり、意外と疲れる
私は短期や単発の案件ばかりをしていたのですが、これの意外と大変なところは、頻繁に職場が変わることです。
職場が変わると、まず場所を確認し、そこまでの道順や交通手段を確かめ、何時に出なければ行けないか逆算しないといけません。
それを毎回やるとなると意外と大変でした。
なので私は次第に受ける案件を絞っていって、楽に仕事できるように整えることを意識しました。
友人や仲間を作るのには向いていない
派遣バイトは頻繁に人が変わるので、友人や知り合い、仲間を作りたいと考えている場合は難しいかなと思います。
そのあたりを求めているのであれば素直に長期のバイトをしたほうが良いでしょう。
人気の募集はすぐに埋まってしまうので、希望の仕事ができないこともある
派遣バイトはWEBサイト上や登録者向けのメールで案件を募集することが多く、基本的には早い者勝ちで採用が決まります。
中には「人気の案件」というのがあり、給料が高かったり楽な作業の仕事はすぐに枠が埋まってしまうこともあります。
このあたりはどうしようもないですねー
派遣バイトが向いている人・向いてない人
ここまでの内容のまとめとして「派遣バイトが向いている人」「向いていない人」の特徴を述べておきたいと思います。
派遣バイトが向いている人
- 自分の都合に合わせてバイトをしたい人
- 授業やサークルの予定が不規則で定期的なバイトがなかなかできない人
- やりがいよりも気楽さや気兼ねなさを求めている人
- 一人で淡々と仕事をするのが好きな人
- 度々家計がピンチになるので日払いの仕事をたまに入れたい人
派遣バイトが向いていない人
- バイトを通じてスキルを得たり技能を高めたりしたい人
- 人間関係を築きながら仕事をしたい人
- 環境が度々変わるのがストレスになる人
- バイトの予定を比較的先まで立てておきたい人
私が経験した仕事の具体例
最後に派遣バイトと一口に言っても実際にどんな仕事があるのかイメージしづらいと思うので、私が経験した仕事を紹介しておきましょう。
倉庫での軽作業
家庭や会社に送付するためのダイレクトメールを地域ごとにまとめて梱包する作業。
郵便番号を見て仕分けして、特殊な機械でいくつかをまとめて梱包し、梱包したものをさらに近い地域ごとにまとめる、という仕事。
意外と梱包後の束が重くて、一日終わると少し足腰にくるという難点は有りましたが、容量を掴んでしまえば頭を空っぽにしてできるので楽でした。
マラソンイベントのスタッフ
最近流行りのローカルマラソンイベントでのスタッフ業務。
お客さんを誘導する役割の人もいましたが、私はイベント設備を動かしたり、片付けたり、という作業がメインでした。
イベントでの作業なので全体的に楽しげな雰囲気なのが良かったですね。
ただしイベント終了後の片付けは時間がギリギリだったこともあり、かなり急がないと行けなかったので、しんどい部分もありました。
食品工場でのトッピング作業
食品工場で弁当などへのトッピングを行う業務。
食品関係なので、結構指導がしっかり行われます。
立ちっぱなしなので足がしんどいのがネックですが、かなり楽だし人気の案件でした。
昼食が社食を使えるのでやすかったのも良かったですねー
おすすめの登録サイト
最後に一応おすすめの派遣バイト登録サイトを紹介しておきます。
リクナビ派遣
「リクナビ派遣」なら大手が運営していて安心ですし、掲載している案件もかなり多いので広い選択肢からじっくり選ぶことができます。
まず手始めに登録しておくならここで間違いないかと思います。
サクッと登録してしまいましょう。
ショットワークス
短期案件を専門的に扱うサイトとして有名なサイトと言えば「ショットワークス 」です。
(厳密には「派遣バイト」ではない案件も多いですが。)
今日や明日などのすぐにはじめられる案件が探せるのが大きな特徴ですね。
また、1日だけ、数日だけ、といったような、かなり短期の案件が非常に充実しています。
自分の条件や生活スタイルに合わせてかなり融通を利かせることができます。
複数案件に一括で応募することも出来るので、1日のみの単発バイトなどにとにかく応募してみて体験してみると良いでしょう。
今すぐ手帳を見て時間のある日に応募してみることをおすすめします。
(こういうのって先延ばしにすると絶対にめんどくさくなってやらなくなってしまうので。)