一眼レフの映像ってすごく綺麗!
だけど手ブレが入り込んでしまって素人感まる出しだよ…
一眼の撮影をしているとそんな場面に出くわします。
そう、一眼レフでの映像撮影の天敵といえばやはり「手ブレ」。
せっかく良い機材をそろえて一眼レフでの動画撮影に挑んでも、ブレてしまっては高画質の映像が台無しです。
そんな悩ましい一眼レフ動画のブレを解消してくれるのが「スタビライザー」です。
スタビライザーを使えばブレのないまるで映画のワンシーンかのような浮遊感のある映像の撮影が可能です。
今回はそんなスタビライザーの中でも特に「一眼レフ用」のものに絞って、最新の情報から選んだおすすめ機種5選をご紹介します。
価格帯は一眼レフスタビライザーにおいて性能が保証されるが高価すぎない3~5万円程度のものを選びました(安すぎる機種ははっきり言ってお勧めしません※理由は後述)。
とにかくおすすめの一眼レフ用スタビライザーを知りたい方には「Flycam フライカムC5」をおすすめします!
一方で値段は気にせずプロ級のモデルを手に入れたい方はDJI公式オンラインストアで「Roninシリーズ」の【Ronin-S】【Ronin-M】をチェックしてみましょう!
- もう手ブレと無縁!スタビライザーとは?
- スタビライザーの種類
- 一眼レフ用スタビライザーのタイプ
- 一眼レフ用スタビライザーの選び方
- おすすめ一眼レフ用スタビライザー4選はコレだ!
- 高級でも良い!品質重視!という方には圧倒的にDJI社のスタビライザー
- まとめ
もう手ブレと無縁!スタビライザーとは?
スタビライザー(stabilizer)
持ち手がブレてもカメラ本体がブレない構造をとることで各種のブレを解消することを可能にした装置のこと。
日本語にすると「安定化装置」といったところ。
例えば映画のワンシーンで滑らかに動く(ぬるぬる動く、と表現されることが多い)映像をご覧になったことがあると思います。
ああいった映像は基本的にスタビライザーを使って撮影されています。
スタビライザーによってブレが大幅に減衰させられることにより低空を滑空するような浮遊感のある映像表現が可能となります。
スタビライザーの種類
スタビライザーは大きく分けると2種類に分けられます。
電気式スタビライザー
モーターの駆動によってカメラ部分の水平を自動調整するスタビライザーです。
購入してすぐに簡単な調整のみで直感的に利用できるため、その手軽さから近年人気が高まっています。
またベンチャー企業などの開発参入により技術開発が進み高機能化・小型化が進んでいるのも電気式スタビライザーの特徴です。
モーターの自動調整で水平が保たれる仕組み
メリット:操作が容易、持ち運びに優れる
デメリット:機械式より高級な場合が多い
機械式スタビライザー
やじろべえの原理を用いてカメラ本体の水平を維持する仕組みのスタビライザーです。
重りを装着することによってバランスを保つので大型で重いモデルが多い傾向にあります。
しかし一眼レフ用スタビライザーの場合は一眼レフカメラ自体がかなり重量があるため機械式スタビライザーは相性がよく、高い人気を誇る機械式スタビライザーもあります。
調整は自分で行う必要があるので慣れるのに少し時間がかかります。
やじろべえの原理で水平が保たれる仕組み
メリット:一眼レフと相性がいい、比較的安価
デメリット:操作がやや複雑、持ち運びに不便
一眼レフ用スタビライザーのタイプ
一眼レフ用のスタビライザーとしては以下の4タイプの構造が見られます。
ハンドヘルド型(電気式)
グリップを手で持ちながら撮影するタイプのスタビライザーです。
カメラはグリップの上部にくるため自撮り棒のような感覚で使うことができます。
高機能・多機能化が進み、使いやすいのが特徴です。
一眼レフのような重量カメラには若干不向きな構造ではあります。
吊り下げ型(電気式)
カメラを吊り下げ上部のグリップで支える構造のスタビライザーです。
激しい動きの撮影にも対応可能で、風などにも強い利点があります。
かなり大規模な装置になり、持ち運びは労を要します。
かなり高級モデルなので、本気の撮影を目指す方は検討するといいでしょう。
ハンドヘルド型(機械式)
手持ちの機械式のスタビライザーであり、弓のような形状であることから弓型スタビライザーとも呼ばれます。
自分で調整を行う必要がありますが、小型なので撮影には小回りが効きます。
比較的軽めの一眼レフカメラに向いています。
ボディマウント型(機械式)
一眼レフ用のスタビライザーとして最もメジャーなものがこのボディマウント型です。
カメラ本体をマウント部分に載せるように設置する構造になっています。
調整が容易なので初心者でも安心して使うことができます。
価格帯も5万円前後のモデルも多く、選びやすいのが特徴です。
一眼レフ用スタビライザーの選び方
では一眼レフ用のスタビライザーを選ぶ際に着目すべきポイントをリストアップしていきます。
これらの項目をチェックして自分にピッタリなスタビライザーを購入しましょう。
スタビライザーの対応カメラ重量
まずは自分の使っている一眼レフカメラの総重量を確認しましょう。
スタビライザーは搭載できるカメラ重量が決まっており、総重量がその範囲から逸脱していると正常に動作しません。
一眼レフカメラはレンズまで含めると機材によってはかなりの重量になるため、スタビライザーもそれに合わせた作りになっています。
スタビライザーの許容重量の範囲内に自分のカメラの重量が収まっているかはまず最初に確認しておきましょう。
持ち運びの容易なものを選ぶ
スタビライザーでの撮影は時に野外や遠方で行うこともあるでしょう。
そうした場合に持ち運びが大変なものをいちいち持っていくのは現実的ではありません。
一眼レフ用スタビライザーの中にはケースがあらかじめきちんと用意されて持ち運びに優れているモデルもあります。
そうしたモデルを選ぶようにしておくといざ使うときに便利です。
バッテリー駆動時間を確認
これは電気式スタビライザーを選ぶ際の注意点ですが、電気式スタビライザーは充電式となっており、バッテリー駆動時間が決まっています。
バッテリー駆動時間があまりにも短いモデルだと撮影の途中で充電切れ、なんて事態になりかねません。
バッテリー駆動時間はある程度長いものを選ぶようにしておきましょう。
ただしモバイルバッテリーを接続して利用できるモデルもあるので、そういった使い方をする場合はあまり気にしなくてもいいでしょう。
安すぎるスタビライザーは「安物買いの銭失い」
一眼レフにも装着できるスタビライザーとして1万円以下の安価なスタビライザーも販売されています。
私も初めてのスタビライザーには5000円もしない安いものを買いました。
しかし正直に言ってこの買い物は失敗でした。
まるでスタビライザーとしての機能を果たしてくれないんです。
その後3万円台のスタビライザーを使った時にはその性能の違い、使いやすさに衝撃を受けました。
これは多少お金を貯めてでもはじめからこちらを買うべきだったと強く思いましたね。
一眼レフ用スタビライザーに関しては「安物買いの銭失い」だと考えています。
おすすめ一眼レフ用スタビライザー4選はコレだ!
さていよいよオススメの一眼レフ用スタビライザー4選を発表します。
基準としては機能・性能面はもちろん考慮の上で、価格帯が3~5万円台であること、日本で常時手に入りやすい製品であることを重視しました。
①Flycam C5:一眼レフ用で総合的に最もおすすめ
一眼レフ用スタビライザーとして総合的に最もオススメできるモデルです。
カメラスタビライザー専門企業としてスタビライザーを開発・販売しているFlycam社のスタビライザーで、売り切れが出るほどの人気商品です。
正直この値段でこの性能は規格外です…!
▶Flycam C5のココが良い!
- 一眼レフ用スタビライザーの決定版として圧倒的に人気
- 万が一の破損時には交換対応可でサポートが良い
- 必要なツールがセットになっているので使い勝手Good
重量感がそれなりにあるため長時間の使用には向かないとのレビューもありますが付属のアームプレイスを使用するとかなり楽になります。
ただし上手に撮るためには多少慣れが必要になります。
しかし現状の一眼レフ用スタビライザーでこの性能を実現しているのはFlycamならではですね。
②Steadicam MERLIN2:有名メーカーの圧倒的な顧客満足度
Steadycam社といえばプロ仕様の高級カメラ機材メーカーとしてカメラマンが憧れたメーカーですが、そのSteadycamのスタビライザーがこの価格帯で手に入るということでファンの間では話題沸騰のモデルです。
▶Steadicam MERLIN2のココが良い!
- スムースかつ的確な挙動!Steadycamの技術が結集されたモデル
- 小さく折りたためてフィールドへの持ち運びに優れる
- 本体重量が640gと非常に軽量
特筆すべきは購入者の満足度が非常に高い、という点でしょう。
さすが有名メーカーだけあって信頼を積み重ねてきたことがよくわかります。
③LIOKEN Laing P-04s:10キロの機材まで対応可能な堅牢さが魅力
有名メーカーではありませんが材質が良く丁寧に作りこまれたスタビライザーを手掛けるメーカーです。
価格も相当抑えられており企業努力が垣間見えます。
▶LIOKEN Laing P-04sのココが良い!
- カメラ耐荷重が最大10キロ!
- スタビライザーにベストといわれるカーボンファイバー素材を使用
- 手持ちグリップにはソフトスポンジ配置するなど作りこまれた構造
細部の作りこみを見てもユーザビリティが確保された製品だと分かります。
日本では認知度が低いのでサポートなどの現状は不明です。
④Pangshi s40:アメリカなど海外で人気の高い高品質モデル!コスパ最強
カメラガジェットなどを手掛ける中国のメーカーが製造販売するモデル。
中国と聞くと品質に不安を感じる方もいるかもしれませんが、実はこのモデルはアメリカなどの海外で非常に人気が高く、品質には定評があります。
▶Pangshi s40のココが良い!
- 装着から挙動まで非常にスムースで思い通りの動きを実現
- 主要メーカーの一眼レフにしっかりと対応
- この品質で2万円台とコスパが最強クラス
特に英語の口コミを見ていただくと分かるのですが非常に評価が高いモデルですね。
近いうちに日本でも有名になるメーカーなのではないでしょうか。
高級でも良い!品質重視!という方には圧倒的にDJI社のスタビライザー
ココまでは一眼レフ用のスタビライザーとしては安価なモデルをご紹介してきましたが、
多少値が張ってもとにかく一眼レフの映像にこだわりたい!
という本物志向の方には圧倒的にDJI社のスタビライザーをおすすめします。
もはやコレはプロ級の品質と言っていいでしょう…!!
2018年5月発売の最新手持ちジンバルRonin-S
特に2018年5月に発表され予約が開始されたばかりの「Ronin-S」は一眼レフ用の手持ちスタビライザー(ジンバル)として衝撃的な商品となっています。
価格は92800円(2018.06.13時点)となっていますが、一度はチェックする価値アリです。
トップページでRoninシリーズを選んで、
表示されたページの中央に出てきます!
吊り下げ型の最強モデルRonin-M
同じくRoninシリーズのMモデル「Ronin-M」も必見です。
とにかく一眼レフ用スタビライザー・ジンバルで性能を追い求めるのであれば「DJI社」は必ずチェックしておくべきですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一眼レフ用スタビライザーは普通に買うと数十万円クラスの高級なイメージがありましたが近年は技術開発や企業努力で数万円クラスのモデルがあり、一般にも手に入れやすいものとなりました。
今回ご紹介した4モデルはその品質は相当レベルが高いものになっていたと思います。
技術の進歩というのはすごいものですね。
一方で最後に紹介したDJI社の製品はとにかく圧倒的な品質でもはやプロレベル。
そんなモデルが一般の人でも10万円前後で手に入れられるというのはやはりこれも技術の進歩の賜物ですね。
余談ですが、スタビライザーの中で日本のメーカーがなかなか登場しないのはやはり気になりますね。
特にスマホ用スタビライザーなどの業界では中国メーカーの躍進が著しく、今後ますます世界を席巻していくのではないかと思わせます。
中国メーカーの製品はなんとなく怪しまれがちですが、正直かなりレベル高いですよ…
そんな業界事情はさておき、ぜひ自分のお気に入りのスタビライザーを見つけてカメラライフを楽しんでくださいね!
そんな感じ!