のさかんぱにー!

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その大嫌いな性格も自分が壊れないために、生き残るために、必要だった。

他人に対してどうやって心を開くのか、ずっと分からなかった。
 
楽しく会話をする方法が分からなくて、
 
心から笑うってどういうことなのか理解できなかった。
 
同性にも異性にも積極的になんてどうしてもなれなくて、
 
いつもビクビクして生きていた。
 
面倒くさがりでテキパキと行動できなくて、
 
必死になれるものもなく、なんとなく生きてきた。
 
そんな自分の性格が大嫌いで、
 
どうしておれはこんな性格なんだ、なんて不幸なんだ、と自分を恨み、
 
あげく、そんな風に産んだ・育てた親を、おれは恨んだ。
 
 
 
でも自分ではマイナスにしか捉えられないその性格だって
 
自分を守るために必要だから本能的に自分が自分に身につけさせた、
 
生きるための術だったんだよね。
 
他人に心を閉ざすことができなければ
 
きっとおれは自分の感情を整理しきれずに爆発していただろうし、
 
消極的になることで不用意に傷つかないように自分を守ってきた。
 
テキパキしていないのも、
 
じっくり考えることで自分の力を発揮できると経験の中で学んできた結果なんだろう。
 
 
 
自分の大嫌いな部分を人は責めがちだ。
 
でもそういう部分だって意味があって身につけてきたもので。
 
この世界で生き残るために必死に考えて編み出した、
 
その時の自分にとってはどうしても必要なものだった。
 
 
 
そうは言っても、
 
過去の自分や自分を形づくってきた環境、親を恨んでしまったりする。
 
それもある意味仕方がない。
 
苦しかったし、悲しかったし、しんどかったんだから、
 
その気持ちはその気持ちで無視しちゃダメなんだと思う。
 
 
 
でもその気持ちの先に、
 
当時の自分も必死だったんだな、
 
と当時の自分の事情を分かってあげることで、
 
過去の自分に対する理解を持つことで、
 
自分の大嫌いな部分を少し受け入れてあげることができる気がする。