孤独はわるいんじゃないよ
みたいな本とか発言をここ最近よく見かける、耳にする。
その内容には、かなーり同意なんだけど、
ちょっとその手の発言の纏っている空気感が苦手だったりする。
なんていうか孤独は悪くないと言ってもらえることで、
読んでいる人はその人の本当の気持ちを隠してしまう気がしてしまうのだ。
孤独は悪くないって言って欲しい人は、きっと寂しい。
寂しくて悲しい。
寂しさを抱えてる自分が苦しい。
そんな気分なんだと思う。
というか、おれ自身が、孤独は悪くない、と誰かに言って欲しい時はそんな気分だった。
でも、孤独は悪くない、って言ってもらえると、
あ、悪くないんだ、むしろ群れてる奴等はバカだなあ笑
みたいな気分になったりする。
え、ならないだろうか、こういう感覚。
おれがひねくれてるだけなのか?笑
そんな感覚を持ってしまうと、
自分が、寂しいなあ、とほんとは思ってる気持ちを
蔑ろにしてしまう気がする。
それってほんとは違う気がするのだ。
孤独な自分も肯定できるような気持ちの持ち方を学べるのなら素晴らしいんだけど、
寂しいという自分のリアルな感情を後ろへ追いやって隠してしまうのは、なんだか違うんじゃないだろうか。
寂しさを抱える自分だって、いいじゃないか。
むしろなんだかかわいいような気さえするよ。
誰かと仲良くなりたいなあ、って思うその気持ちもすごく大事だと思うよ。
そんな気持ちを、悪いものだ、と決めつけるのは
なんというか自分の感情を信頼してない気がして、悲しい。
リアルな感情を少しくらい信頼してみても、いいんじゃないかなーと思ったりするのだ。
自分から生まれたものを、ほんの少し大事にしてあげても、バチは当たらないんじゃないかと思ったりするのだ。
確かに孤独は悪かない。
でも本当は寂しいんでしょ?