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今年こそは「優しいね」なんて言わせない

今週のお題「今年こそは」

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優しいね、とよく言われる。

 

その言葉が苦手だ。

 

全てを丸く収めてしまうその一言が苦手だ。

 

自分の凸凹もすべて平らに均してしまう、その一言が苦手だ。

 

トゲトゲも、ぶつぶつも、でっぱりも、あなぼこも

 

その一言で全部、削られ埋められる。

 

牙も棘も持たない無害な動物にされてしまう。

 

 

 

おれは優しくなんてなりなくない。

 

優しいね、なんて少し距離のある客観的な評価なんて欲しくない。

 

優しいね、なんてそんな一言に収まってしまうような優しさなら捨ててしまいたい。

 

優しさを気取りたくもないし、優しさを押し付けたくもない。

 

優しいことをアイデンティティにさせないでくれ。

 

誰に対してだって簡単に言えそうな、安い言葉に当てはめないでくれ。

 

そんな安いものしかおれにはないのか。

 

 

 

実際のところ、おれが本当に優しいかどうかなんてどうだっていいんだ。

 

どうだっていいというか、優しくないことはおれ自身が一番よくわかってる。

 

だって今までずっとずっと、自分のことしか見えてなかった。

 

誰と居ても、誰と話しても、映るのは自分ばかりだった。

 

何をやっても自分だけだった。

 

どんなに気づかったふりをしても。

 

どんなに気の利いたセリフを吐いても。

 

どこまでいっても自分だった。

 

自分、自分、自分。

 

そんなのが優しさなはずはない。

 

結局は自分が傷つかないための優しさだったって、後悔してんだ。

 

今更だけど後悔してんだ。

 

 

 

だから本当にむかつくんだ。

 

相手のためを気取った保身をひけらかす自分が。

 

そして、それを優しいねなんて表現するやつらが。

 

 

 

だからこそ優しさを越えていきたい。

 

本当の意味で人と繋がりたい。

 

ほんの少しでも。

 

いつもより一歩だけ前へ。

 

今年こそは。

 

優しいねなんて言わせない。

 

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