滋賀の有名菓子店として高い人気を誇る「たねや」。
グループ企業である「クラブハリエ」はバームクーヘンが有名で、今やその知名度は全国区です。
本社建物などがある「ラコリーナ近江八幡」が最も有名ですが、近江八幡にはもう一店舗「近江八幡日牟禮ヴィレッジ」もあり、こちらも連日にぎわっています。
今回は帰省に合わせてこの近江八幡日牟禮ヴィレッジを観光してきたのでレポートしたいと思います。
- 伝統的な建造物の建て並ぶ近江八幡
- 自家用車がおすすめ。駅からはバスかタクシーを。
- たねや店舗は神社の敷地内!?
- たねや 日牟禮乃舎
- クラブハリエ 日牟禮館
- クラブハリエをその場で味わえる「日牟禮カフェ」
- 近隣のスポット
- 近江八幡の日牟禮を楽しもう!
- 参考:すぐには現地へ行けない方へ
伝統的な建造物の建て並ぶ近江八幡
近江八幡には「伝統的建造物群保存地区」があり、たねやのある日牟禮(ひむれ)神社周辺もその一部となっています。
そもそも近江八幡は豊臣秀次(秀吉の姉の長男)によって建設され、「三方良し」で有名な近江商人の在郷町として栄えた町なのだとか。
日牟禮神社はこの近江八幡のまちを古くから見守ってきた氏神様なんですね。
実際近場を歩いてみると随所に昔ながらの町屋を利用した店や建物が残されており、街歩きがてらぶらぶら観光するのもよさそうです。
歴史的な建造物の立ち並ぶ場所はそれほど広いわけではありませんが、コンパクトにまとまっているのでちょっとした観光にはぴったりですね。
がっつり一日観光する!というよりは、たねやなどに立ち寄るついでに観光もできる、というイメージが正しいと思います。
自家用車がおすすめ。駅からはバスかタクシーを。
地図を見ていただくと分かるように、JR近江八幡駅からは少々距離があるので歩いていくのはちょっと難しいです。
駅から行く場合はタクシーやバスで行くのが良いでしょうね。
可能であれば一番ラクチンなのは自家用車です。
たねや周辺には駐車場が完備されており、公式サイト情報によるとたねやの駐車場は90台ほどの収容能力があるみたいです。
駐車料金は基本的に無料ですし、お得です。
かなり広々した駐車場なのでハイシーズンでも車がいっぱいで駐車できない、ということにはあまりならないと思います。
たねや店舗は神社の敷地内!?
たねやの店舗は日牟禮神社の鳥居をくぐった先にあります。
つまり神社の敷地内にあるのです!
お菓子屋さんとしては珍しいですよね。
鳥居をくぐってすぐ右手には近江八幡らしいお堀と町屋の美しい景色が広がっています。
なんとも風情があります!
静かなお堀と町屋の組み合わせ、これぞ近江八幡、という景観ですね。
このような風情ある神社の敷地内にたねやの関連店が点在しており、まさに「たねやと近江八幡のコラボレーション」を感じることができます。
ではここから先は店舗を1つづつ見ていきます。
たねや 日牟禮乃舎
町屋の風情を色濃く反映する店舗の外観
まず目に留まるのは「たねや日牟禮乃舎」という名前の和菓子のお店。
町屋の落ち着いた雰囲気を色濃く残した店舗になっており、美しい建築デザインです。
コンセプトは「八幡宮への参拝の途中で気軽に立ち寄れる昔ながらの茶店」とのことで、その通り思わず寄り道したくなります。
品の良さを残しつつ、かといって敷居が高いわけでもないので、終始人が出入りするほど人気です。
入り口の暖簾もいい感じですね。
品の良い店内のデザイン
店内に入ると右手に和菓子の販売スペース、正面につぶら餅の製造工程が見えるスペース、左手に喫茶スペースが構えられています。
喫茶スペースで実際にその場で食べることができるのがうれしいですよね。
イチオシは「つぶら餅」というこのまんまるのお菓子のようです。
日牟禮乃舎限定販売の和菓子とのことで、ここでしか食べることができません。
調べてみたところでは、通販なども無いようです…ほんとに限定だ!
日牟禮乃舎に訪れたらぜひチェックしたいですね。
営業時間:
<和菓子販売>9:00~18:00
<甘味>9:00~18:00 (ラストオーダー17:00)
<食事>11:00~15:00 (ラストオーダー15:00)電話番号:0748-33-4444
定休日:年中無休
クラブハリエ 日牟禮館
続いてはいよいよ大本命の「クラブハリエ 日牟禮館」です。
レンガ造りの洗練された優しい外観
先ほどの日牟禮乃舎とは打って変わってこちらは洋の雰囲気を全面に押し出したレンガ造りの建築です。
しかし派手派手しいわけではなく、洗練された優しさを感じさせます。
決して周辺の和の建物の邪魔をしないデザインです。
黄金に彩られたCLUB HARIEのロゴが刻まれた看板にはブランドへの誇りのようなものすら感じます。
建物正面、エントランスの真上にもロゴが刻まれています。
これは期待感が高まりますね~
工房とショップが融合した夢の空間
店内は思わず感嘆してしまうような美しいデザインとなっています。
コンセプトは「工房が売り場」ということでお菓子工房と売り場が連続するように配置されています。
工房との仕切りはガラスになっており、実際にパティシエの方々が腕を振るっている様子が見えるようになっています。
洋菓子の甘い香りと洗練されたデザインが広がる店内はまさに夢の空間です。
季節柄こんな展示もありました。
まさに工房というだけあって、お客を最大限に楽しませたいという心意気が随所にみられるようでした。
営業時間:9:00~18:00
電話:0748-33-3333
住所:〒523-8558
滋賀県近江八幡市宮内町日牟禮ヴィレッジ定休日:年中無休
クラブハリエをその場で味わえる「日牟禮カフェ」
クラブハリエ日牟禮館の一階を奥へと抜けていくと中庭に続く道が現れ、その先にはカフェが併設されています。
季節が良ければ中庭の花々を楽しみながらカフェを楽しめるとのことで、まるでイギリスなんかのティータイム的な雰囲気を感じました。
メニューとしては、
スコーン(540円)、各種ケーキ、
ダージリンティー(560円)、アッサムティー(507円)、アールグレイティー(507円)、カモミールシトラス(734円)
などなど、ドリンクを中心とした構成になっている感じでした。
クラブハリエのお菓子と一緒にドリンクを楽しめば、贅沢な時間を味わえそうです。
営業時間:9:00~18:00(ラストオーダー17:00)
電話:0748-33-3333
定休日:年中無休
近隣のスポット
日牟禮神社の近隣には「たねや」以外にも実は様々なスポットがあります。
それらを一挙に見ていきましょう。
日牟禮神社
コンパクトな神社ではありますが、地域にとって重要な意味を持つ日牟禮神社。
たねや関係店舗からさらに山側に奥へと20メートルほど進むと現れます。
境内もきれいに整備されているので、一度お参りしてから観光などを楽しむといいでしょう。
近江八幡市立かわらミュージアム
少し奥まった裏路地を抜けていくと「かわらミュージアム」という博物館にたどり着きます。
付近には上の写真のような瓦がしつらえられた看板が点在しており、かわらミュージアムのアピールが強めです(笑)
最終的には白壁の建物にたどり着き、ここがミュージアムの施設のようです。
かわら専門のミュージアムということで展示内容は想像以上に面白く、評価もなかなか高い施設です。
白雲館
1877年に建設された学校建築物です。
日牟禮神社の鳥居の目の前に立っており、かなり目を惹く建築物です。
白を基調とした建物は西洋建築と日本の建築技術を取り入れられた当時最先端の建物だったようです。
登録有形文化財にも登録されているほど歴史的価値も高く、一見の価値ありです。
近江つけ物 山上
クラブハリエにほど近い場所に位置する「近江つけ物山上」。
近江の伝統野菜を使用した漬物などを製造・販売しており、地元への郷土愛を感じることのできるお店となっています。
八幡山ロープウェー
家族連れの方にオススメなのが「八幡山ロープウェー」です。
9時台から16時台まで一時間に4本程度のペースで運行されるロープウェーを楽しむことができます。
特に紅葉の季節などは人気のようで山頂までたった4分で行ける手軽さから、私が訪れた日も子ども連れなどがたくさん利用されていました。
近江八幡の日牟禮を楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
それぞれの店舗・施設のコンセプトから運営方法まで、丁寧に作りこまれており訪れるだけでも価値があると感じました。
また意外と知られていませんが、日牟禮周辺は楽しめるスポットも満載!
「たねや」に訪れたらぜひ周辺のスポットもめぐってみてはいかがでしょうか。
そんな感じ!
参考:すぐには現地へ行けない方へ
現地に行かなくても買うことのできるお菓子もあります。
職場や友人への贈り物、自分へのご褒美などに買ってみるのもいいかもですね。