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ファシリテーションは地方を救う⁉難波佳希さんにインタビュー

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この記事は、高知県嶺北地方の移住支援団体『NPO

法人れいほく田舎暮らしネットワーク』の田舎ラボ企

画で寄稿した記事の転載です。(元記事はこちら

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こんにちは、高知県嶺北の宿泊・研修施設『清流館』に滞在している、のっさんです。

この清流館、高知の山奥にあるにもかかわらず、連日連夜、何人もの若者が訪れ、何やら集会を開催しているのだとか…!

一体なぜそんなことが起きているのでしょう、あやしいですね。

これは調査しないわけにはいかない、ということで、真相を確かめに2月24日・25日に開催されていた「学生団体交流会」という名のイベントに潜入してきました。

 

交流会を主導する若い男、その正体とは…

会場に潜入すると、20代前半とおぼしき男性が中心で話しています。

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一体彼は何者なのでしょう。やばい人なのでしょうか。

 

【わたし】:こ、こんにちは。

【謎の男】:こんにちは、はじめまして!

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【わたし】:さわやか!えっと、突然ですが、何者ですか?

【謎の男】:難波佳希と言います。難波ファシリテーション事務所をやっていて、ファシリテーターをやったり、小学校を設立したりしています。嶺北でもNPO法人ONEれいほくのイベントや役場主催のアイデアソンなどでファシリテーターをしていました。

 

ファシリテーター!?

小学校設立!?

 

ますます訳が分からない。

一体この男、何者なんでしょう…これは詳しく話を聞かないと…!

 

サッカー少年がファシリテーション事務所を立ち上げるまで

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【わたし】:えっと、かなり若く見えますが、何歳なんですか?

【難波佳希さん(以下、佳希さん)】:23歳ですね。高知大学在学中に「難波ファシリテーション事務所」を立ち上げ、卒業後、自分で事業をしている状態です。

 

【のさか】:ほえー、ファシリテーションを学びに大学へ?

【佳希さん】:いえいえ。そもそもサッカー一筋だったので、大学は「サッカーが強い国立大学」を基準にえらんでいました(笑)。大学1年のころはサッカー漬けの毎日でしたが、そんな日々の中で上には上がいることを思い知り、サッカー以外の自分を模索し始めました。

 

【わたし】:なるほど、サッカーだけの自分ではだめだと。

【佳希さん】:もともと国際協力に興味があったので、2年生になってからは、イギリスに留学したり、フィリピンの台風被害の支援活動を行ったりしていたんですね。そんな中、貧困のない社会をつくることを目指すNGO団体、OXFAMでトレーニングを受ける機会があり、ここで、人と出会い会話することで自分自身の行動が変化していく様子を目の当たりにし、「対話の凄さ」を実感し、こういった場を作りたいと思うようになりました。

 

【わたし】:なるほど…めっちゃ活動的ですね

【佳希さん】:職業としてのファシリテーターに出会ったのは3年の秋で、それ以降様々なファシリテーターの方と会い、進路を模索していました。当時、漠然と先生になりたいと思っていましたが、教採の勉強には身が入らないし、かといって企業に入るのも違う気がして。すごくモヤモヤした状態でした。

 

【のさか】:意外と悩んでいたんですね。

【佳希さん】:そうやって考えていた中でNPO法人土佐山アカデミーの吉富さんと出会い「『難波ファシリテーション事務所』としてやってみればいいじゃん」と言われて。よし、とすぐに行動を起こして、事務所を立ち上げました。

 

広がる活動範囲。現在は小学校を設立中!?

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【佳希さん】:大学4年の7月から事務所の活動を開始して、その後の仕事のご縁で、現在は学校法人日吉学園で高知県いの町に小学校を設立するという事業に携わっています。2019年度の設立を目途に書類仕事から施設工事の依頼、教育内容の策定まで自分が中心となって行っています。現在は学校の運営体制を整えているかんじですね。今は私自身の仕事の中心はこっちです。

 

【わたし】:そうやって活動を広げていくのに不安はありませんでしたか?

【佳希さん】:全くありませんでしたね。むしろワクワクしかありませんでした。

【のさか】:おお~

 

地方におけるファシリテーションの価値

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今回のインタビューを通して、ファシリテーションのように問題解決を仕事とする人は地方においてどんどん価値が高まっていくのだろうなと感じました。

なぜなら地方にはまさにファシリテーションによる議論や話し合いのかじ取りが必要なシーンが数多くあるからです。

私は大学・大学院の研究の一環として地域住民の話し合いの現場をいくつか見てきましたが、正直うまく議論を進めているところはかなり少なかったです。

そしてそれにもかかわらず、話し合いの支援をできる人というのは地方にはほとんどいません。

そうなれば必然的に必要とされていきますよね。

 

地方での働き方の新しいカタチ

これまで地方で働くといえば、定住して一次産業に従事したり、公務員になったり、といったものをイメージしがちだったのではないでしょうか。

しかし、独自のスキルをもって場所に縛られずに働ける、という人が地方でそのスキルを活かせるようになれば、働き方は広がってきます。

そしてそうした人が地方に来るようになれば、それを面白がってさらに人が集まる、という好循環が生まれます。

今回の交流会が開かれていた清流館はまさにそういった好循環が生まれているなあと感じました。

 

さいごに

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ファシリテーターというあまりなじみのない働き方ですが、嶺北でも実際に佳希さんのような方が活動しているんですね。

地方で働くこと、嶺北で暮らしていくことのイメージが少し広がったのではないでしょうか。

 

 

最後になりますが、難波佳希さん、お忙しい中快くインタビューにご協力くださりありがとうございました。