もうどうだっていいや、と思うこともある。
こんなに肩肘張ってなにがしたいんだろう、と訳わからなくなることもある。
目指していたものは本当に欲しかったのか、迷ってしまうこともある。
何もかもが鬱陶しくなって、逃げ出したくなることもある。
だからこそ、休む。
それはもう、唐突に。
それはもう、訳もなく。
できるだけ、無意味に。
理解なんて、されなくていい。
休みたいから休むのだ。
そんな休日は、お気に入りのコーヒーを買わないと始まらない。
なにも考えずに、海辺へ車を走らせる。
海が見えたら、少し歩こう。
15分ほどで到着だ。
できるだけ広々としていて、人の少ない海辺が良い。
遠くで写真を撮る人がいる。散歩をする人もいる。
it's time to drink coffee!(来るまでに我慢できずにコーヒーを飲んだのは内緒だ)
どこかへ向かう船をなんとなく眺める。
気づけばコーヒーは半分以下。
ここでおまけでもらったおやつを取り出す。
シナモンの香りがコーヒーと合う。
この時期は草花が美しい。
ミツバチかわいい。
悔しいことも、落ち込むことも、たくさんある。
休んでもそれは解決しない。
でも一度忘れてみることで見えるものも多分ある。
そんな無意味さを愛でても良いんじゃないだろうか。