高知県須崎市に地中海のビーチかと見紛うような海があるんです。
須崎の久通地区の海が、美しすぎて、あれ?ヨーロッパかな?って感じなので、見て欲しいです。 pic.twitter.com/IQxlMxIzZe
— のっさん (@nosaka_muscle) 2017年6月15日
どうでしょう。
イタリアのかの有名なランペトゥーザ島のビーチのような、船が浮いたような景観が高知県で見れるんです。
ここは高知県でも有名な観光ビーチなのかというと…全くそうではありません。
須崎市の久通地区と呼ばれる集落の、ただの港なんです。
地元の漁師の方や釣り好きのおじいちゃんたちが時たま立ち寄るくらいで、普段は実に静かで穏やか。
そんな久通地区に先日行ってきて、一発でその美しさと穏やかさにほれ込んでしまいました。
美しすぎる港。南国特有の水色が感動的。
普段から小さな漁船が10隻弱停泊している港。
海底の砂が白いこと、透明度が高いこと、水深の浅さ、日差しの強さといった条件がそろい、南国特有の水色を呈します。
防波堤の周辺にはサンゴが自生しており、南国感を引き立てます。
港の反対側にはビーチと入り江が広がる
港の逆側には浜と入り江が広がっています。
遠景はこんな感じです。
個人的には紅の豚に登場するアジトの入り江を思い出すんですよね~
港と入り江の間の防波堤からの一枚。
港の小物
個人的には港に自然に置いてある道具がすごく好きでした。
▼イカリ?
▼船着き場?
▼ポスト?
集落の雰囲気
海だけでなく、集落の雰囲気もとても素敵です。
路地裏とか小道が大好きな私には、たまらない構造です。
基本的には港から山にかけての緩やかな傾斜地に集落が位置しています。
そこに30~40戸ほどの家が自然な地形に沿って不規則に立ち並び、間を小道が通っているような構造です。
まっすぐになったり、小川に沿って曲がったりしながらの坂道・小道がなんともノスタルジックな情緒を醸し出します。
久通地区の魅力
昔ながらの港町の情緒を残した久通地区の集落。
そこを抜けるとふいに現れる日本離れした美しい港。
そんな懐かしいような、新しいような、そんな相反する雰囲気を持つのが久通地区の魅力の一つだと感じました。
特産は伊勢海老やアワビなどの海産物と魅力的、
現在はつくり手が途絶えつつある幻の芋ようかんなど、景観以外の魅力的な資源もあるようです。
地域おこし協力隊の私としてはほれ込んだこの地区で何か仕掛けたい気持ちがふつふつと沸いております…!
須崎市街地からは車で細い山道を30分ほど走らなければならず、気軽にはいけない土地ですが、そんな秘境感も港を見たときの感動を引き立てます。
ぜひ一度、久通を訪ねてみては?