誰かが新しいことに挑戦すると、いちゃもんをつけたり、現実的ではない!将来を考えろ!とか言って批判する人がいる。
そういう人の言うことは、僕らはさくっとスルーしておけば良いわけだけれども。
なんでそんなに感情的になるのだろうか、と考えてもみるわけです。
で、思うことは、彼らはきっと「悲しい」んだろうな、と。
自分には無理だという諦めを抱えてしまって、悲しいんだと思うんです。
自分の運命を呪ったり、人生を悲観したりしてしまっているんだと思うんです。
そういうエネルギーの人とは、まあ基本的には関わらないのが大事だと思います。
そうは思うんですが、それと同時に、きっと人生でいろいろあって、大変だったんだろうな、と勝手に推察したりもします。
正直に自白すると、私自身、同年代の人が華やかに挑戦したり、うまくいっているのを見ると、モヤモヤすることがありました。
失敗している人の情報を見て、ほっとすることもあったりしました。
他人が一歩先を行くと、自分は相対的にうまくいってない気がするんですよね、やっぱり。
人間ってそういう浅ましいところもあるものなんだと思います。
そういうカッコ良くはない感情を無理やり押さえつけて、そんなこと考えてはいけない!なんて思ったところで、そういう感情は形を変えていつか爆発するだけで。
押さえつけておけば良い、というものでもないと思うんですね。
そうじゃなくて、なんで自分はそんな感情になるのかを、考えるべきです。
これまでの経験から思うに、他人の挑戦や成功にイラつくのは、自分がそうなりたいことの表れ、なんですよね。
全く関係のない分野の人がどうなろうと、別にイラつかないですよね。
太平洋の島国で、自分の同年代の人が村一番の漁師になった!
って聞いても、へー良かったね。じゃないですか、ほとんどの人は。
そうではなく「自分もそうなり得るのに、なれていない現実」ってヤツと直面した時に、僕らはイラつくんです。
自分と同じレベルや、下のレベルに居たと思っていたのにそいつが、学生団体を立ち上げます!といい始めた時や、
起業します、フリーランスになります、みたいな報告をし始めた時とか。
そういう時にイラつく人が多いようです。
ネット上でもそういうパターンでよく炎上したりしますよね。
でもよくよく考えてみると。
たぶんそういう人たちは、本当はそういうのに憧れているんです。
じゃなきゃ、イライラしませんから。
わざわざ時間とエネルギーをつかって、批判したりしませんから。
なにかしら反応してしまうということは、思い入れがあるんです。
そして、思い入れがあるにも関わらず、自分には出来っこないと思って諦めているんです。
だから、それを臆面もなく実行している人を見つけたら批判しないと、自分で自分を否定してしまうことになるんです。
出来ていない自分の現状を正当化するためには、やっている人を批判するしかないですから。
ある意味、自分を守るためにやっているんですね。
守らなきゃいけないほどには、いろいろ有ったんだろうな、と思います。
ダサいことには変わりありませんが。
とにかく僕らは、やりたいことを淡々とやるだけですね。