のさかんぱにー!

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いつまで「それなりの毎日」を見て見ぬふりし続けるのか

 

「それなりに満足」な毎日を送ることは難しくない。

 

コンビニやファミレスに行けば美味しいものが安く買えるし、旅行だってLCCで気軽に行くことができるし、youtubeを開けば無料で面白いコンテンツをいくらでも観れる。
無料の娯楽には事欠かない。
働き口も高望みしたり拘らなければ、いくらでもあるし、
大したスキルなんて無くても、バイトで食いつなぐことは、余裕でできる。

 

もう正直、みんな、けっこう満たされてる。
何が何でも手に入れたいものなんて、ない。
毎日は十分楽しいし、割と充実してる。
なんとなく忙しいけど、周りのみんなも同じだし、愚痴を言い合うくらいが楽しかったりする。

 

だから、やる気が出ないなんてある意味当たり前。
やる気を出してまで手に入れないといけないものなんて無いんだから。
ちょっと我慢して、それなりに社会に適応しておけば、それなりに良い毎日が手に入る。

 

 

 

でも多分みんな、見て見ぬふりをしている。
そんな「それなりの日々」にうんざりしている自分を。
それなりの日々がたぶんこれからも続いていくであろうという、ある種の絶望を。

 

 

 

一度でも何かに熱中し、達成し、心が震えた経験を持っている人は、知っている。
世界には「それなりの日々」とは格の違う、最高の瞬間があることを。

 

 

 

中学生のころ、それまでスポーツなんて興味なかった僕が、ひょんなことから卓球部に入った。
指導者にも恵まれ、やればやるほど強くなる感覚に興奮し、卓球に熱中した。
まさに文字通り、寝ても覚めても卓球のことを考えていた。
全くの素人から、県内でトップ10に入るほどのレベルに到達するその感覚は、何物にも代え難く、最高だった。

 

スポーツ選手が度々話す「ゾーン」という状態がある。
ボールが止まって見えたとか、コマ送りのように動きが見えたとか、周囲の音が全く聞こえなくなるとか、そんな体験が語られるほど、
集中が極限状態に達し、最高のパフォーマンスができる状態だ。

 

試合中そんなものに近い感覚を感じたことがある。
相手の動きが全部見える気がして、ボールの回転までハッキリと見え、自分の身体が思ったように(時に想定以上に)動き、全てがスローモーションに見えた。
ああ、これを味わったらもう他のものじゃ満足できないな。
中学生ながらそんなことを思った記憶がある。

 

「それなり」をはるかに超えたあの一瞬。
もしかしたらその一瞬をもう一度味わうために悩んだりもがいたりしてきたのかも知れない。
生きている手応えを確かに感じたその感覚のために。

 

 

 

「それなりの日々」の尊さもわかる。
それでも僕は生きている手応えを感じた一瞬のために、「それなりの自分」を破壊していきたい。

 

なんだかそんなことを考えている。

 

 

そんなかんじ!