のさかんぱにー!

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死ぬなら初夏がいい。

 

死ぬなら初夏がいい。

 

からりと晴れた青空の下、こじんまりした火葬場で焼かれたい。
火葬は熱そうだけど、炎に包まれるなんて死んでからでないとできないから、やっぱり火葬がいい。
そのまま煙になって高く登って、すっと青空に混じりたい。
空のグラデーションになってみたい。

 

誰も泣いてくれなくて良い。
大勢の人に見送られなくても良い。
不意に思い出す光景や言葉に、時々登場させてくれればそれでいい。
あわよくば、それが良さげなシーンであったなら、いいなあとは思う。
それくらいの下心は許して欲しい。

 

遺骨や遺品は、あまり残して欲しくない。
大層なお墓も要らない。
面倒な管理なんて、死んだその先には必要ない。
誰かに頼るのが苦手だから、死んでからも誰かに手間をかけるなんて、耐えられない。
よければ写真を何枚か、アルバムに挟んでおいてくれると嬉しい。

 

葬式なんてしなくても良いが、するなら晴れた日に屋外でやって欲しい。
室内でジッと座って、なんて考えただけで気が滅入る。
ひらけた風の気持ちいい場所で、緑を眺めておいしいコーヒーでも飲みながら、ふと思い出したように弔って欲しい。

 

服装は「黒」禁止が良い。
出来れば青系統のものを取り入れていると、尚良い。
終わった後にさっとお出かけできるくらいが良い。
たまたま葬式で出会った人と意気投合したりしてほしい。
自分の葬式から出会いが生まれたりしたら、なんだか楽しい。

 

静かだけど悲しくない音楽を流して欲しい。
アコースティックギターがよく似合う曲が良い。
何曲か私の曲を流してくれると、照れ臭いが良いかもしれない。

 

なんというか、終わった後に、すっきりするような場が良い。
気持ちが切り替わるような場がいい。
そんな様子を、どこかからほくそ笑んで眺めていたい。

 

 

 


気持ちのいい青空をみていて、ふと、「あ、こんな日に死にたい」と思いました。
生きているうちに理想の死に方をどこかに書いておこう、と思ったので、久々にブログを書いたわけです。

 

死に方を考えていたはずなのに、なぜかちょっと楽しくなりました。

死に様を考えることは、生き様を考えることだ、と言っていた人がいた気がします。

みなさんも自分がどんな風に死にたいか、文章にしてみませんか?